今では、土用の丑の日にうなぎを食べるという風習が定着していますが、
昔から、土用の期間は暑さが厳しく夏バテしやすい時期であったため、
厳しい暑さを乗り切るために身体にいいものを食べる「食い養生」の風習がありました。
 ※食い養生=消化や栄養のことなどを考えて、食事によく気をつけること 。

土用の丑の日には「う」の付く食べ物を食べるといい。
という話を聞いたことはありませんか?

「うなぎ」はまさに、「う」の付く食べ物ですね^ ^



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うなぎの効果は、奈良時代から知られていた!?

万葉集に収められている大伴家持の歌の中に

1.痩す痩すも 生けらばあらむを 将やはた
       鰻(むなぎ)を漁ると 河に流れな

2.石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに
      よしといふものぞ 鰻とり食せ

という、二つの歌があります。

それぞれの意味は、

1.いくら痩せたからといってじっとしていれば生きられるものを
  元気になってやろうと鰻を獲りに川などへ行くと流されてしまうよ

2.石麻呂さんに申し上げます。
  そんなに痩せてしまっては夏の暑さでなお一層痩せてしまうだろう、
  鰻は夏痩せにいいらしいから鰻を獲って食べたらどうですか

というものです。

どちらも、夏痩せに効果のある食べ物として、うなぎを勧めています。



土用の丑の日にうなぎが定着したのは江戸時代

「土用の丑の日にうなぎを食べる」という風習が、
庶民に定着したのは江戸時代のことになります。

その理由は諸説ありますが、なかでも有名なのは「平賀源内説」です。

テレビでも取り上げられることがありますので、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

夏はうなぎの旬の時期から外れていることと、
味が濃くこってりしてることなどから、なかなか売れませんでした。

そこで、何とか売り上げを伸ばしたい鰻屋に相談を受けた平賀源内が、
「本日土用の丑の日」と書いた看板を店の前に掲げました。

聞き慣れない言葉が書かれている看板に足を止める人を、
鰻屋の主人が引き込み(平賀源内直伝の宣伝文句を使ったそうです。)その鰻屋は大繁盛!

このことを知った他の鰻屋がまねをするようになり、
以来、土用の丑の日にはうなぎを食べるという風習が生まれ定着していきました。

同じような説として、
江戸時代の狂言師、大田南畝(蜀山人)が「神田屋」という鰻屋に頼まれて、
「土用の丑の日に、鰻を食べたら病気にならない」という内容の
狂言を作って宣伝した、というものがあります。

また、文政年間(1818~1830)に「春木屋善兵衛」という鰻屋が、
大名からたくさんの鰻の蒲焼の注文を受けて
「子の日」「丑の日」「寅の日」と三日かけて作ったところ、
「丑の日」に作ったものだけが悪くならなかったそうです。

この事から、「鰻の蒲焼は、丑の日に限る」となった。
という説もあります。



やっぱり気になるうなぎの栄養!

うなぎは良質なたんぱく質や脂質に加え、
ビタミン、ミネラル、カルシウムなどがバランス良く含まれている、
とても栄養価の高い食べ物です。

○体内でビタミンAとして作用するレチノールが豊富!

 レチノールの効果:
  免疫力を高め、細菌やウイルスに対しての抵抗力をつけます。
  皮膚を活性化したり、のどや鼻の粘膜を健康に保つ働きがあります。

レチノールは、うなぎの肝により多く含まれています。

ただし、うなぎの肝は、消化が余りよくないので、
お子様や胃腸が弱い方は避けた方がいいかもしれません。

○脂質にはDHAやEPDがたくさん!

 DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPD(エイコサペンタエン酸)の効果:
  悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があります。
  ということは、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ちます。
  DHAは、脳の発達を助ける作用があります。
  EPDはアレルギー症状の改善に効果があるといわれています。

○うなぎのヌルヌルにはこんな効果があります!

 ヌルヌルの正体は、ムコ多糖質という成分です。
 ムコ多糖質は、胃の粘膜の保護や消化吸収を助ける働きがあります。

ほかにも、日本人に不足しがちなカルシウムも豊富ですし、
皮の内側にあるコラーゲンは、皮膚の栄養に役立ちます。




なんとなく、うなぎが万能選手に思えてきませんか?

さらにうなぎのパワーを高めたい時は、野菜と一緒に摂るのがいいそうです☆





うなぎの骨がおつまみになりました。

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