まだまだ寒い日も多いけど、
なんとなく春が近づいてきたような・・・
雪解け
そんな風に感じる頃、
二十四節気でいう「啓蟄(けいちつ)を迎えます。

と言っても、あまりピンと来ないかもしれません。


「けいちつ」と耳にしたことはあっても、
「啓蟄」という漢字は、目にする機会が少ないと思います。

多分ですが、この二文字は、
「ふりがなが無ければ読めない漢字」の部類ではないでしょうか?

ましてや、意味を聞かれたら、
頭の中が?????となりそうですwww


ということで、啓蟄季節時期
その意味を含めて、みていくことにします。

まずは、啓蟄の持つ意味からどうぞ^ ^

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啓蟄の意味

初めに「啓蟄」という漢字を、ばらばらにしてみます。

「啓」は「ひらく」とも読みます。
その読みの通り「開く、開放する」という意味を持っています。

「蟄」の訓読みは「かく(れる)」です。
「かくれる」の他に、「ひそむ、とじこもる」という意味があります。

ふたつの漢字を合わせると、
隠れたり、閉じこもったりしていたものが開放される
というところでしょうか。


それではここで、こよみ便覧を見てみましょう。

啓蟄は、

「陽気地中にうごき ちぢまる虫 穴ひらき出ればなり」

と、記載されています。

漢字の持つ意味と突き合わせると、
閉じこもっていたものが何なのか?は、もう解りますね^ ^

そう!です。

ちぢまる虫は、地中にもぐって縮まっている
つまり、冬眠している虫を表しています。

これらをまとめると、啓蟄は、

「春の陽気を感じ、
 地中で冬ごもりしていた虫が動き出し、はい出してくる季節」


ということができます。


啓蟄の時期 2017年はいつ?

二十四節気において、三番目に訪れる啓蟄は、
旧暦2月の節気になります。

新暦では、毎年3月6日頃、
もしくは、啓蟄から春分までの期間を指します。

2017(平成29)の啓蟄の日は3月5日
その期間は、3月5日~3月19日となっています。


啓蟄の季節(七十二候)

南の地域では春が訪れ、
北国は春を待ち焦がれている。

現代日本での啓蟄は、
そんな時期のように感じます。

さて、ここからは、
七十二候を基に、啓蟄の季節をみていきましょう。


七十二候 初候 蟄虫啓戸

「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」

れんげ草
地中で冬ごもりをしていた虫たちが、
土の扉を開け広げて、出てくる季節を表しています。

すみれやれんげ草が咲き始め、
春らしさが増してくる時期でもあります。


そして、五節句の1つ、
「上巳(じょうし)の節句」があるのも、この時期です。

と言っても、ピンと来ないかもしれませんが、
上巳の節句は、桃の節句の正式名称になります。


もう、お解りですね?!

女の子の厄除けと健康祈願の行事♪、
「ひな祭り」を行うのも、この季節です。


七十二候 次候 桃始笑

「桃始笑(ももはじめてわらう)
 ※「ももはじめてさく」とも読みます。

桃の花が咲き始める季節を表しています。
桃の花2
古来日本では、
花が咲くことを「笑う」とも言ったのだそうです。


小さくて可愛い、ピンク色の桃の花は、
ほんのり、優しい香りを放ちます。

その香りは、せかせかした気持ちを、
ホッと和ませてくれることでしょう。

また、(果実)は、水分が多いことから「水菓子」と呼ばれ、
平安~鎌倉時代には珍重されていた、と言われています。


七十二候 末候 菜虫化蝶

「菜虫化蝶(なむしちょうとかす)
 ※「なむしちょうとなる」とも読まれます。紋白蝶

青虫が羽化して、蝶になる季節を表しています。


青虫が蝶になると聞いて、一番に思い浮かぶのは、
ひらひらと舞う紋白蝶ではないでしょうか。

でも、青虫がさなぎになって
羽化することを考えると、この時期は早すぎる
と、感じているかもしれません。


紋白蝶は、卵 → 青虫 → さなぎ → 成虫
というサイクルを、一年中繰り返しています。

冬を迎えたさなぎは、そのまま冬眠して春を迎え、
暖かい陽気を感じると、羽化して飛び始めるんです。

小さな春の使者
紋白蝶には、そんな名前が似合うように思います。




啓蟄は、本格的な春(春分)を迎える直前の季節です。

雪も解け始めて、
なんとなぁ~く暖かい日も増えてきます。

もう少しで温かい季節が来る♪

そんなワクワクした気持ちにもなる、
素敵な季節だなぁ~と・・・。


≪参考≫
 旧暦で楽しむ日本の四季 二十四節気と七十二候/別冊宝島編集部編
 現代こよみ読み解き事典/岡田芳朗 阿久根末忠 編薯



 

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