東京に夏の訪れを告げる三社祭!

山王祭や、神田祭とともに、はっぴ

「江戸三大祭」の一つにも数えられており

毎年、大勢の人で賑わいます。


突然ですが、「三社祭」という呼び名が、
通称だということは、ご存じでしょうか?

「三社祭」は、正式名称を「浅草神社例大祭」といい、
浅草神社の祭礼の1つになっています。

これは、地元の方であれば、
ご存じの事かもしれません。


でも・・・

どうして浅草神社の例大祭が、
三社祭と呼ばれるようになったのでしょう?

そこには、浅草寺との深いつながりがありました。


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三社祭の由来

時代は682年、飛鳥時代に遡ります。

檜前浜也(ひのくまのはまなり)、竹成(たけなり)兄弟が、
江戸浦(現在の隅田川)で漁をしていた時のこと・・・

その日は、網をあげると、
魚は一匹もかからず、人型の像が上がりました。

何度かその像を投げ捨てて、やり直しても
魚ではなく、同じ人型の像だけがかかりました。

不思議に思った二人は、その像を持ち帰ると、
時の郷司(ごうじ)土師中知(はじのなかとも)に
その日の出来事を話し、持ち帰った像を見せました。
※土師中知の名前は、土師真中知(はじのまつち・はじのあたいなかとも)など諸説あります。

すると、その像は「聖観世音菩薩」という
観音様であることが解りました。

その後、土師中知が出家して自宅を寺に改し、
聖観世音菩薩を祀ったのが、浅草寺の始まりになります。




時は過ぎ、土師中知の没後まもなく、
その嫡子(ちゃくし)が、菩薩様の夢告を受けます。
※嫡子=跡取りとなる(はずの男性である)子

それは、
「自分を海から拾い上げて祀った3人を、神として祀るように。」
というものでした。

このお告げに基づいて、
土師中智、檜前浜也、竹成の3人をとして祀り、
「三社権現社」としたのが、浅草神社の始まりと言われています。

三社祭の「三社」は、ここから来ています。




その後、三社権現社は、1868(明治元)年に神仏分離令が敷かれると、
「三社明神社」と名称を変え、神社として独立します。
※神仏分離令:神道と仏教の区別を明確にしようとした明治政府の宗教政策

さらに1874(明治6)年には、
名称を「浅草神社」へと変更し、現在に至ります。

浅草神社

ちなみに・・・

浅草神社の創建については、

平安時代末期~鎌倉時代にかけて、
権現思想が流行だした以降に、土師中知の末裔が先祖を祀った。

という説もあります。




さて、三社の謎が解けてスッキリ♪
というところでお伺いします。

今年(2017年)の、三社祭はどうされますか?

もちろん!行くに決まってんじゃん!!

というあなたや、

今年は行こうと思ってます!

というあなたのために、
ここからは、三社祭の日程等々をお届けいたします^ ^


三社祭 2017年の日程

三社祭は、例年、
5月の第3金・土・日曜日に行われています。

昨年(2016年)は、伊勢志摩サミットにより
日程が変更されました。

が・・・

今年(2017年)は例年通りで、
5月19・20・21日の開催となります。

早速ですが、各日の日程(行事予定)を、まとめてご覧ください^ ^


◎5月18日(木)
 19:00 本社神輿神霊入れの儀
    (ほんしゃみこしたまいれのぎ)

◎5月19日(金)
 13:00 大行列 ※雨天中止
 14:20 ぴんざさら舞奉納(社殿)
 15:00 ぴんざさら舞奉納(神楽殿)
 13:30 各町神輿神霊入れの儀
    (かくちょうみこしかみたまいれのぎ)

◎5月20日(土)
 10:00 例大祭式典
 12:00 町内神輿連合渡御
    (ちょうないみこしれんごうとぎょ)
 16:00 奉納舞踊(神楽殿)
 17:00 巫女舞奉奏(神楽殿)

◎5月21日(日)
  6:00~  宮出し
      本社神輿各町渡御
      (ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)
      宮入り
 14:00   巫女舞奉奏(神楽殿)
 15:00   奉納舞踊(神楽殿)
 16:00   太鼓奉演(境内)
 11:00   雷門通りから馬道通りにてお祭り広場を開催
 ~18:00  ※交通規制あり
 宮入り後 本社神輿御霊返しの儀
      (ほんしゃみこしみたまがえしのぎ)


三社祭の見どころ

三社祭の見どころは?と尋ねると、
ほぼ間違いなく、神輿!という言葉が返ってくると思います。

でも、それだけではありません。

様々な神事の中から、
ぴんざさら舞をご紹介いたします。


ぴんざさら舞とは?

神輿を「動」という言葉で表すとすれば、
ぴんざさら舞は「静」という事ができるでしょう。

五穀豊穣悪霊退散を願って踊るぴんざさら舞は、
平安時代より続く、田楽の一種です。
※田楽:田植の前に、田の神を祀り歌い舞った農耕儀礼が芸能化したもの
    
東京都の無形文化財に指定されており、
三社祭でしか見ることの出来ない、貴重な舞になります。

※豆知識※ ~ ぴんざさらってなに? ~

 ぴんざさらは、薄い檜の板を108枚重ねた木製の楽器で、
 アコーディオンのように、開いたり閉じたりすることで音を出します。

 「ぴんざさら」という名前は、チベット語で「動かすと音を出す木」という意味があります。


やっぱり神輿は外せない!

神輿の出る行事の中から、ここは絶対!を選ぶとすれば、

  • 20日(土)の町内神輿連合渡御 と
  • 21日(日)の本社神輿各町渡御 です。

町内神輿連合渡御

浅草神社氏子44ヶ町の町内神輿約100基が、
浅草寺裏広場に集結します。

そこから、一基ずつ出発して、
浅草神社境内でお祓いを受けてから、
各町内へ繰り出します。

文字だけだと、雰囲気が伝わらないと思いますので
浅草寺裏広場から出発する様子を動画でどうぞ!


本社神輿各町渡御

本社神輿各町渡御は、
浅草神社が所持している神輿が主役です。

本社神輿は、一之宮、二之宮、三之宮と三基あり、

  • 一之宮には土師中知
  • 二之宮には檜前浜也
  • 三之宮には檜前竹成

を、それぞれ祀っています。

朝6:00の宮出しに始まり、宮入りをもって終了となります。




◎宮出し
氏子宮出し一般宮出しの、二段構えで行われます。

一般宮出しでは、大勢の担ぎ手が
神輿の担ぎ棒を奪い合う、迫力満点の光景を見ることができます。


◎本社神輿各町渡御
一般宮出しの後、それぞれが、
東部方面、西部方面、南部方面へと分かれて、町内を渡御します。

本社神輿渡御の順路は、
こちらからダウンロードすることが出来ます。
 ⇒「本社神輿渡御各町順路図」


◎宮入り
各町内を渡御した神輿は、
日暮れ(だいたい20:00頃)になると、浅草神社へと戻ってきます。

南部方面の町内を渡御した神輿だけが雷門から、
他の二基は、浅草寺裏の浅草病院横からの宮入りとなります。

動画は、それぞれの神輿が
高張提灯(たかはりちょうちん)に迎えられる宮入りの様子です。



三社祭をもっと詳しく知りたいとすれば
浅草神社においてガイドブックも発売されています。

昨年は電子書籍でも販売されていましたが、29年度版は見あたりませんでした。

持ち運びを考えると、便利なのですが・・・。
 ⇒「平成二十八年度 浅草神社例大祭 三社祭 公式読本 Kindle版」


交通規制と最寄駅

露店や神輿の出るお祭りは、交通規制が付きものです(汗;

三社祭では、例年、3日目に交通規制が敷かれるので、
2017年は、5月21日(日)になります。

交通規制の敷かれる場所と時間は、以下の通りです。

「雷門通り」   09:30~19:00
「並木通り」   09:30~19:00
「馬車通り」   11:00~19:00
「二天門前通り」 11:00~19:00

詳しい地図はこちらからどうぞ! ⇒ 「三社祭交通規制図」





また、普段から混み合う浅草神社周辺ですが、
三社祭となると、さらに混雑します。

ということで、電車での移動が一番のおススメです^ ^

最寄り駅と所要時間は、

  • 東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩約7分
  • 都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩約7分
  • つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩約7分
  • 東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩約10分

となります。
※時間は、浅草神社までのものです。

都内の鉄道路線図が欲しい!という場合は、
こちらからどうぞ☆ ⇒ 「東京路線図」

浅草神社の周辺マップはこちらです。
 ⇒ 「周辺マップ」





三社祭は、毎年、たくさんの観光客が訪れ、
とても混雑します。

知らない方とぶつかってしまう事もあるでしょう。

そんな時は、イラッとせずに
節度を持って、お祭りを楽しみましょう!

また、お子様連れの場合は、
迷子にならないように、お気を付けください。

最後にもう一つ!
手荷物への注意も、お忘れなきように^ ^



≪参考≫
 三社祭を読み解く:お寺、神社、そして祭の不思議な縁(えにし) / nipponn.com
 三社祭の日程 〇ぴんざさら舞 / 浅草神社(三社様)



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