お盆は、先祖の霊を迎え入れ
供養をする時期にあたります。お盆飾り②

毎年の事なので、お盆に行う様々な行事も、
当たり前の事になっているのではないでしょうか。


さて、普段の生活にしっかり浸透している「お盆」ではありますが、
その中に「初盆」「新盆」という特別なお盆が存在しています。

「初めてのお盆」「新しいお盆」と書くので、
その意味は、何となく想像がつくかと思います。

でも、その時期は?と聞かれたら、
はっきり答えることができますか?

また、
初盆と新盆って、別の事なの? とか
初盆と新盆は同じって聞いたけど、呼び方が違うのはなぜ?
という疑問を、お持ちではありませんか?


盆提灯
このような、初盆・新盆についてのモヤモヤを、
ぜひ、ここで解決してください!

後半では、服装や香典などの
初盆・新盆にまつわるマナーをお届けしていますので、
併せてご覧いただければと思います。


それでは、どうぞ・・・。


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初盆・新盆とは?

「故人が亡くなって、
 四十九日が過ぎてから、初めて迎えるお盆」


これが、初盆であり新盆です。
呼び方は違っても、同じ意味を持っています。

二年目以降のお盆よりも
念入りに供養するというのが、一般的です。

法要には、親戚や故人と親しかった人を招きます。
お坊さんにお経をあげていただき供養をした後に、

お齋(おとき)を行います。
 ※お齋:法事・法要の後に行う会食のこと。
     参列者やお坊さんに対し、感謝の意を込めたお膳であると共に、
     思い出話をしながら、故人を偲ぶという目的もあります。


お斎は、行わなくとも失礼には当たりません。
ただ、行わない場合は、
小さなお酒と折詰弁当を持ち帰っていただくようにします。


初盆・新盆の時期

先にも書いたように、
四十九日が過ぎてから初めて迎えるお盆が、
初盆であり新盆です。

つまり、

  • 四十九日をお盆前に迎えた場合は、その年のお盆
  • 四十九日をお盆中または、
    お盆中を過ぎて迎えた場合は、翌年のお盆

が、初盆・新盆となります。

気を付けてほしいのは、
故人の命日が、お盆前の場合です。

なぜかというと、「初めて迎えるお盆」なので、
四十九日前であっても、その年のお盆が初盆・新盆に当たる
という勘違いを起こしやすいからです。

初盆・新盆を迎える基準になるのは、
故人の命日ではなく四十九日という事を覚えておきましょう!


初盆・新盆 呼び方の違いについて

もしかしたらですが、
ここが一番気になってはいませんか?

女性であれば、自分の実家嫁ぎ先呼び方が違う
という経験をした方も、いらっしゃるかと思います。

どうして二通りの漢字が使われるようになったのかは、
定かではありません。

ただ、この違いは、仏教上の宗派とは関係なく、
地域によるものになります。

大きく分けると、

  • 西日本では初盆
  • 東日本では新盆

と呼ぶ地域が多く存在します。

このように、漢字で書くと2パターンなのですが
その読み方

  • 初盆=はつぼん、ういぼん
  • 新盆=にいぼん、しんぼん、あらぼん

と、複数あります。

当然、これらの呼び方が、混在している地域もありますから
この地域はこう呼ぶとは、一概に言い切ることができません。

それでも、この5つの読み方を知っていれば、スッキリ
どこの地域に行っても、迷う事はないでしょう。


そういえば、茨城県内に、
「入盆(にゅうぼん)」と呼ぶ地域があるそうです。

ご参考までに・・・。


普段のお盆との違い

ところで、
初盆・新盆と普段のお盆は、違いがあるの?白提灯
という疑問をお持ちではないですか?

お盆の準備やお飾りなどは、
いつものお盆と、大きな変わりはありません。

違うのは、絵柄の入った盆提灯の他に
「白提灯」を(玄関先や仏壇の前など)1つ飾るところです。

白提灯は、初盆・新盆の時だけに使用するもので
2回目以降のお盆では使いません。

その年のお盆が終わったら、自宅の庭でお焚き上げをしたり
菩提寺に持って行って処分してもらうといいでしょう。
※お盆のお飾りは、宗派によって違いがあります。
 解らない場合は、菩提寺のお坊さんに聞いてみてください。




さて・・・
初盆・新盆に関するマナーについて疑問をお持ちの皆さま!
大変お待たせいたしました。

ここから先は、マナーのお話しになります。
探し物が、見つかりますように^ ^


初盆・新盆のマナー

一言でマナーといっても、
初盆・新盆を迎える方と、招かれる方では違いがあります。

それぞれについて、Q&A形式でまとめましたのでご覧ください。
 ※Q&Aでは、すべて初盆と書かせていただきます。


初盆・新盆を迎える方のマナー

 icon-question-circle 服装はどうしたらいいの?

 icon-hand-o-right 普段(2回目以降)のお盆であれば
 地味な平服でもかまいませんが、
 初盆は、喪服を着た方がいいでしょう。

 初盆に招いた方を迎えるという立場からも
 正装をするのが礼儀です。

 もし平服でというのであれば、
 親族とも合わせる必要があります。
 初盆の法要に招く方にも、平服という事を
 事前に(案内状などで)伝えるようにすると親切です。


 icon-question-circle お布施の相場はどのくらい?

 icon-hand-o-right あくまでも目安になりますが、初盆の場合は、
 3万円程度(2万円~5万円)を包む方が多いようです。

 また、お布施とは別に、

  • 自宅に来てお経をあげていただく場合は
     「お車代」として、5,000円~10,000円
  • 法要後のお斎に、お坊さんが参加されない場合は
     「御膳料」として、5,000円~20,000円

 を、別途用意してお渡しするのが一般的です。


 icon-question-circle お布施を渡すタイミングはいつ?
 のし袋に「お布施」と書いて包めばいいのかな?

 icon-hand-o-right お布施を渡すタイミングは、
 法要の前後どちらでも構いません。

 法要前に挨拶ができれるようであればその時に、
 無理な場合は、法要の後、お礼の挨拶をする時に渡しましょう。

 その際に、直接手渡すのではなく、

  • 切手盆(きってぼん)に載せて渡す か
  • 袱紗(ふくさ)から取り出して渡す のが

 礼儀とされています。
 ※切手盆:のし袋がちょうど収まるくらいの小さなお盆です。
       祝儀盆とも言われます。



 お布施は、「奉書紙(ほうしょがみ)に包むのが
 一番丁寧な方法になります。

 もし、奉書紙が準備出来ない場合は、
 白無地の封筒でも大丈夫です。

 この場合、郵便番号枠が印刷されていないものを選んでください。

 表書きは「お布施」「御布施」です。
  ※初盆では、薄墨を使いませんので注意してください。
 あらかじめ、表書きが印刷されている市販の封筒もあります。
 
 また、表には何も書かずに渡しても、
 失礼にあたるということはありません。

 いずれにせよ、封筒の裏側には
 住所、名前、金額の記載を忘れずにお願いいたします。


 icon-question-circle お返しはどうしたらいいのでしょう?

 icon-hand-o-right 初盆のお返しは、法要に参列された方
 参列せずに御供物や供花などを頂いた方
 双方に行います。

 まず、法要に参加された方へのお返しですが
 親族や故人と特に親しかった人に対しては、
 法要後のお斎が、お返しとなります。

 お斎を行わない場合は、折詰弁当とお酒を用意し
 お持ち帰りいただくようにします。

 他に、御香典をいただいたお返しとして
 引き出物を用意しましょう。
 お返しの金額は、いただいた額の半分もしくは1/3程度が目安です。
  ※おおよそ2,500円~5,000円程度の引き出物がよく用いられます。

 次に、法要には参列できませんが・・・と、
 御供物やお供物料をいただいた方へのお返しですが、
 こちらは、御礼状を添えて引き出物を送るようにします。

 お返しを送るまで、1週間程度であれば、
 間が空いても、失礼にはなりません。
 
 また、金額の目安は法要に参列された方と同様で、
 品物は、お茶やお菓子、タオル類などの消耗品が一般的です。
 最近は、カタログギフトを利用する方も増えてきています。


 icon-question-circle お返し品物に貼るのしの表書きは、どう書いたらいいですか?

 icon-hand-o-right のしの表書きには、
 「志」「初盆志」「粗供養」などが用いられます。
  ※お返しを送る場合は「志」「初盆志」のどちらかです。
 この時の水引は、黒白もしくは双銀の結び切りになります。


初盆・新盆に招かれた方のマナー

 icon-question-circle 初盆に招かれたのですが、
 服装は喪服でないとだめでしょうか?

 icon-hand-o-right 初盆に招かれた場合の服装は、
 略式喪服が正式となります。

 ただ、暑い時期であることから、
 最近では、地味な平服で参列する方も多くなっています。

 

※略式喪服とは?
  
  喪服は、正式喪服、準喪服、略式喪服に分かれていて、
  略式喪服は、もっとも平服に近いものとなります。

  男性の場合は、ダーク色のスーツに白のワイシャツ、
  靴とネクタイは黒、靴下は黒か紺にします。

  女性の場合は、黒・紺・茶などの地味なスーツやワンピース、
  または、ブラウスに黒のスカートで、
  ストッキングは黒もしくは肌色のものを、靴下を履く場合は黒です。

  暑い時期ではありますが、ノースリーブやミニスカートなど、露出の多い服装や、
  透け感のあるブラウスは、失礼にあたりますので避けてください。
  
  そして、女性が注意しなくてはいけないは、ブラウスの色です。
  白色は失礼に当たるため、黒や紺、茶色やベージュのものを選ぶようにします。
  
  ハンドバッグは、口金などに金銀が使用されていないもので、光沢のない黒のものを、
  靴はパンプスでなくとも大丈夫ですが、黒で光沢のないものを履くようにしてください。



 icon-question-circle 新盆の香典は、いくらくらい包めばいいのでしょう?
 また、のしの表書きは、何と書いたらいいですか?

 icon-hand-o-right 初盆の香典は、故人とのお付き合いの度合にもよりますが、
 5,000円~1万円が多く包まれる金額になっています。

 のしの表書きは、

  • 仏式であれば「御仏前」「御佛前」「御供物料」
  • 神式であれば「御玉串料」「御神前」「御供物料」として、

 水引の下にはフルネームを書きます。

 水引は双銀・黒白、藍銀、黄銀、黄白の結び切りのものを、
 包む金額に応じて選んでください。
  ※関西では、黄銀、黄白を用いるのが一般的です。

 香典の他に、お供えを持参する場合の
 のしの表書きは「御供物」「御供」とします。

 

※注意したいこと

  のし袋に入れるお札は、汚れていたり、しわの多いものはもちろんですが、
  新券でも失礼にあたります。
  新券を使う場合は、一度ふたつに折ってから、のし袋に入れるようにしましょう。

  のし袋入れるお札の向きは、特に決まりはありませんが、
  肖像を下にして、裏向きに(封を切って取り出したときに表が見えるように)入れるのが
  無難とされています。



 icon-question-circle 親族が初盆を迎えるのですが、
 しきたりのようなものはありますか?

 icon-hand-o-right 初盆を迎える親族がいる場合、
 盆提灯を贈るというしきたりがあります。

 ただ、現代の住宅事情(飾る場所が無いなど)もありますので、
 先方に問合せてから、贈るといいでしょう。
 「御提灯代」として、香典とは別にお金を包む場合もあります。





初盆・新盆のマナーについて、蓮の花③
主だったところを、Q&Aでお届けいたしました。

初盆・新盆は、仏事ですので、
相応のマナーは、心得ておきたいところです。

とはいうものの、一番大切なのは、
故人を弔うという心ではないかと思います。

この記事が、少しでもお役に立てたとしたら幸いです。


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