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土用の丑の日の食べ物!土用餅・土用蜆・土用卵ってなに?

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土用の丑の日の食べ物は、うなぎだけではなく「丑の日」にあやかった「う」の付く食べ物があるという事は、こちらの記事で紹介したところですが・・・

土用の丑の日に食べる「う」のつく食べ物とその効果!
古くには、夏の土用の丑の日に、夏バテ防止に「う」のつく食べ物を食べるという風習がありました。よくご存知のうなぎは、その代表格です。今回はうなぎ以外の主な「う」の付く食べ物と、その効果をお届けいたします。

実のところ、土用の丑の日の行事食は他にもあります。

「土用餅」「土用蜆」「土用卵」と呼ばれる食べ物は、ご存じですか?

シジミ・卵・餅

早速になりますが、この3つの食べ物はどんなものなのか?を、1つずつみていきましょう。

それぞれの食べ物が持つ効果も、解りますよっ^ ^

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土用餅とは?

土用餅は、土用に食べるあんころ餅のことをいいます。

あんころ餅-min

その昔、宮中の公家の間では「土用の入りの日に、ガガ芋の葉を煮出した汁でもち米の粉を練り、丸くまるめたものを味噌汁に入れて食べると暑気あたりしない」という風習がありました。

この風習が、江戸時代中期から、お餅を小豆餡に包んだあんころ餅を食べるように変わり、現代まで受けつかれています。

土用餅は力持ち(力餅)、小豆は厄除けに通じるため、食べると無病息災で過ごすことができると言われています。
※古くから小豆の持つ赤色には呪力があり厄除けになると信じられており、神事や儀式などに用いられる食材でした。

土用の丑の日に土用餅を食べるという風習は、関西や北陸地方(特に京都や金沢)を中心に残っています。

小豆の効果

ところで、あんころ餅の餡は小豆から作るわけですが、小豆にはこんな効果がありました。

小豆の主成分は、たんぱく質と糖質ですが、他にもビタミンB1・B2、カリウム、カルシウム、食物繊維などなど、様々な成分を含んでいます。

中でもビタミンB1には糖質をエネルギーに変える作用があり、筋肉内に糖質が蓄積して疲労物質になることを防いでくれる働きがあるので、疲労回復、肩こり、筋肉痛、だるさ、夏バテなどに効果があります。

食物繊維には便秘解消効果が、カリウムは塩分を排出する作用があるため、高血圧防止の効果も持ち合わせています。

また、小豆の皮にはサポニンとアントシアニンが含まれており、サポニンはカリウムと相乗することによりむくみ防止(解消)効果が、アントシアニンは抗酸化作用を持っており、アンチエイジング効果も期待することができるなどなど・・・。

一粒一粒とても小さな小豆ですが、身体にいい成分がたくさん詰まっていることは確かです。

土用蜆(どようしじみ)とは?

土用蜆は、昔から「土用の蜆は腹の薬」と言われていて、「う」のつく食べ物が定着する前から土用の食べ物とされていました。

しじみ-min

蜆というと、冬が旬というイメージがあるかもしれませんが、蜆の旬は夏と冬の2回あります。

それぞれ「土用蜆」と「寒しじみ」と呼ばれています。

蜆(しじみ)の効果

しじみには、良質のたんぱく質やグリコーゲンにタウリン(アミノ酸の1つ)、ビタミンが豊富に含まれており、他の貝と比較してみると、含まれている栄養素は群を抜いています。

しじみは、「生きた肝臓薬」とも言われるほど、肝機能の修復や活性化の効果に富んでいます。

それに加えて、貧血の予防や疲れ眼の改善、利尿の促進や免疫力の強化など様々な効果があげられます。

旬を迎えたしじみは、栄養価が普段より高くなりますから、土用の丑の日にしじみを食べるというのは、理にかなっているということができます。

昔の人の知恵には、驚かされることがたくさんありますね^ ^

土用卵とは?

土用卵と聞いて、「うまき(うなぎを巻いた卵焼き)」を想像したりしていませんか?

違いますよぉ~っ!

土用卵とは、土用の時期に産み落とされた卵のことをいいます。

卵②-min

卵の効果

卵が「完全栄養食品」と言われていることは、ご存知でしょうか?

その証拠となるのが、「ひよこ」です。

なぜにひよこ??? ですよね?!

当然ですが、ひよこは卵から生まれてきます。

つまり、卵には、ひよこ全身の細胞(脳や神経など)を作ったり、骨格を作ったりするために必要な栄養が全て含まれているというわけです。

どんな栄養素が含まれているかというと、たんぱく質やカルシウム、鉄分のほか、人の体内では生成できない8種類の必須アミノ酸など、ビタミンCを除くほとんどの栄養素になります。

特にたんぱく質はとても良質なもので、たんぱく質の栄養価を示す基準では、もっとも優れた食品とされています。

このように栄養たっぷりの卵ですが、土用の期間に産み落とされた卵は、特に精が付くといわれています。

良質なたんぱく質は、胃腸の冷えを癒し体の中から暖めて免疫力を高めてくれますし、必須アミノ酸肝機能の向上に効果があります。

最後に・・・

ここまで読んでいただいた方ならご理解いただいているとは思いますが、夏の土用はしじみや卵の栄養価が高まっている時期です。

せっかくですから、うなぎを食べる日にはしじみの味噌汁にしたり、だし巻き卵を追加したりして、ダブル効果を狙ってみてはいかがでしょうか^ ^

≪参考≫
 土用餅!? 鰻だけじゃない、土用の食べ物と風習 / AllAbout 暮らし
 お赤飯の豆知識 / 赤飯文化啓発協会
 弱った肝臓を修復!お酒好きのおたすけ食材「しじみ」 / healthクリニック
 卵は栄養価の優等生! / 熊本那須ファーム

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