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恵方の方角!2023年はどっち?恵方の決め方も具体的に解説!

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今年の恵方は○○○!

節分の時期が近くなると、こんなフレーズをよく聞いたり見たりするようになります。

恵方巻きの販売に伴う謳い文句なのは、言わずと・・・かと思います。

恵方巻-min

「恵方巻き」は、元々大阪地方を中心とした風習でした。

それが、日本全国に広がったことに比例して、恵方巻きを食べる時に向く方向というだけで「恵方」が注目を集めるようになっています。

本当は、昔から伝わっているものなのに・・・。

恵方は、その年の「吉方」です。

古くには、門松に使う松を恵方にある山から切ってきたり、農事を始める時にはくわ初めを恵方の方角にある田畑で行うというように、吉を呼び込む方向として利用されていました。

もし、恵方の決め方が解るとしたら、あなたはどんな場面で吉を呼び込みますか?

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恵方とは?

恵方とは、陰陽道においてその年の福徳を司る神である歳徳神としとくじん」がいる方向をいいます。

また、恵方は「きのかた」や「吉方」とも言われ、その方向に向かって事を行えば「万事に吉」とされています。

年の初めに、その歳の恵方にある寺社にお参りすることでその年の幸福を祈願する「恵方詣り」という風習は、こういったところからきています。

ところで、恵方の方角毎年変わるということはご存知ですよね?!

それでは、恵方の方角をどのようにして知っていますか?

おおよそ、コンビニにある恵方巻のポスターだったり、テレビなどのメディアから得ているのではないかと思いますが、そうなると節分近くまでその年の恵方が解らないという事になります。

もちろん、次の年の恵方なんて解るはずがないわけで・・・

だったらどうなの?という声が聞こえてきそうですが、その方向で物事を行えばすべて吉となす「吉方」といわれている恵方です。

あらかじめ恵方の方角が解っていれば、日常生活の様々な場面!
例えば・・・

  • 初詣は恵方にある神社に行く。
  • 引越しを考えていたら、恵方の物件を探す。
  • 結婚式の式場選びに迷ったら、恵方の式場を選ぶ。
  • 仕事でまとめたい取引があったら、恵方にある場所で交渉する。

など、困った時の神ならぬ恵方頼みも出来てしまいます。

どうですか?

こういった事は人それぞれなのかもしれませんが、あらかじめ恵方を知っておいて、縁起を担ぎたい時に利用してみるのも悪くはないと、個人的には思います。

恵方の方角!その決め方は?

恵方の方角は、その年の「干支(かんし・えと)」の「十干じっかんによって決まります。

と、一言で言っても、何のことやら・・・? かもしれません。

まず、子・丑・寅・卯・・・と、その年を表すために動物を割り振った「十二支」はご存知かと思います。

「十干」は、

  • 世の中のものはすべて「木・火・土・金・水」からなるという五行説
  • すべては「陰」と「陽」の2つに分けられるとする陰陽道

この2つが結びついた陰陽五行説からきており、五行すべてが陰と陽に分かれたものそれぞれに「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」を割り振ったものをいいます。

そして「干支」は、「十二支」と「十干」を組み合わせたものを言います。

例えば、「丙午ひのえうま」は、「丙」(十干)+「午」(十二支)という具合です。

このような組み合わせが、60の周期で回っているものが「干支」であり、組み合わせが60あることから六十干支ろくじっかんしと言われています。

で?結局、どうやって決めるわけ?・・・ですよね^ ^;

結論を言うと、恵方の方角は「十干」によって決まります。

もっと解りやすくすると、西暦の下一桁で決まっているという事ができます。

十干と西暦の下一桁が結びつくのはなぜ?と思うかもしれませんが、その理由は、どちらも10の周期で回っているからです。

十干と西暦の下一桁と恵方の関係

十干と西暦の下一桁と恵方の関係は、以下のとおりです。

  • 甲(きのえ)の年(下1桁が4)……寅と卯の間…甲の方角(75度・東北東微東)
  • 乙(きのと)の年(下1桁が5)……申と酉の間…庚の方角(255度・西南西微西)
  • 丙(ひのえ)の年(下1桁が6)……巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
  • 丁(ひのと)の年(下1桁が7)……亥と子の間…壬の方角(345度・北北西微北)
  • 戊(つちのえ)の年(下1桁が8)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
  • 己(つちのと)の年(下1桁が9)…寅と卯の間…甲の方角(75度・東北東微東)
  • 庚(かのえ)の年(下1桁が0)……申と酉の間…庚の方角(255度・西南西微西)
  • 辛(かのと)の年(下1桁が1)……巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
  • 壬(みずのえ)の年(下1桁が2)…亥と子の間…壬の方角(345度・北北西微北)
  • 癸(みずのと)の年(下1桁が3)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)

六十干支一覧表

近年の六十干支一覧表は、以下の通りです。

甲子乙丑丙寅丁卯戊辰己巳庚午辛未壬申癸酉
1984198519861987198819891990199119921993
10
甲戌乙亥丙子丁丑戊寅己卯庚辰辛巳壬午癸未
1994199519961997199819992000200120022003
11121314151617181920
甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑庚寅辛卯壬辰癸巳
2004200520062007200820092010201120122013
21222324252627282930
甲午乙未丙申丁酉戊戌己亥庚子辛丑壬寅癸卯
2014201520162017201820192020202120222023
31323334353637383940
甲辰乙巳丙午丁未戊申己酉庚戌辛亥壬子癸丑
2024202520262027202820292030203120322033
41424344454647484950
甲寅乙卯丙辰丁巳戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥
2034203520362037203820392040204120422043
51525354555657585960

2023年!恵方の方角はどっち?

さぁ!ここまでの事を踏まえて、2023年の恵方の方角を調べてみましょう。

まず、「六十干支の表」で2023を探してください。西暦の上に「癸丑」とありますね。

次に「十干と西暦の一桁と恵方の関係」の「癸」を見ると「南南東微南」となっていますから、2023年の恵方は「南南東」ということになります。

簡単でしょ?!

この方法を知っていると、未来の恵方だって速攻で解ってしまいます^ ^

※豆知識※

60歳になると「還暦」と呼んで御祝をする風習がありますが、ここにも干支が関係しています。

干支は、先にも書いている通り十干と十二支の組み合わせからなっており、その数は60通りあります。

つまり、干支が一巡するには、60年かかるという事です。

また、還暦の「還」には「帰る」や「戻る」という意味があり、「暦」は「干支」という意味も持っています。

60歳は干支が一周し自分の生まれた干支に戻る歳ということで、「還暦」と呼ぶようになりました。

≪参考≫
干支①六十干支(ろくじっかんし) / 日本の暦 国立国会図書館

コメント

  1. 通りすがり より:

    助かりましたが、肝心の2017年の恵方が判りにくかったです。

    • より:

      通りすがりさん

      こんばんは、いつもありがとうございます。
      本文中、文言の修正ミスがあったようで、
      大変失礼いたしました。

      一部修正しましたので、
      ご確認いただければと思います。

      今後とも、よろしくお願いいたします。

  2. 通りすがりの占い師 より:

    豆知識が違いますよ!

    十干の周期が60ではなく、十干十二支の周期が60です。
    10(十干)と12(十二支)の最小公倍数=60となるからです。

    • より:

      通りすがりの占い師さん

      こんばんは、ご指摘ありがとうございます。
      大変助かりました。

      冷汗を書きながら、修正いたしましたので、
      どうぞ、ご確認くださいませ。

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