ゴールデンウィークも終わっちゃったし・・・

と、なんとなぁく憂鬱な気持ちを抱える頃

こよみの上では、季節の節目を迎えます。


木漏れ日

「立夏(りっか)」です。


節分の翌日である立春は注目されがちですが

立夏は、なんとなく過ぎていた。

ということも、無きにしも非ずだったりしませんか?


言われてみれば・・・

  • 立夏っていつ?
  • 立夏って夏じゃないの?
  • 立夏の行事って何かあるのかな?
  • 行事食は?
  • そもそも立夏ってどういう日?

 
などなど、解らないことが多いのではないでしょうか。

もし、どこかに思い当たる節があるとしたら、
この続きをご覧になってみてください。

立夏についての素朴な疑問が、少しでも解消できますように♪


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立夏とはいつ?

立夏は、二十四節気の1つです。

毎年5月6日頃
もしくは、立夏から次の節気である小満の前日までの期間を指します。

こよみの上では、この日から立秋の前日までが夏季になります。

また、「夏が来たよ」という意味を持つ
「夏が立つ」「夏は来ぬ」という言葉でも表わされます。

※立夏の日にちが定められていないわけ

地球の赤道を、天球上に投影した線を「天の赤道」といい、
天球上での太陽の通り道を「黄道(こうどう)」といいます。

天の赤道と黄道が交わる2点のうち、
北から南へ交わる点を「春分点」、もう一方の点を「秋分点」といいます。

この春分点を起点として、黄道を360℃に分けたものが「黄経(こうけい)」です。

春分点は黄経0℃、秋分点は黄経180℃になります。黄道図

※図形=ウィキペディアより引用



天文学上「立夏は太陽が黄経45℃の位置に達した時」と定められています。

つまり・・・

1年がぴったり365日ではなく、
うるう年で帳尻を合わせているのと同じ原理が働いているため、
立夏の日は一定ではないのです。


現在公表されている立夏の日は、
2017(平成29)年5月5日
2018(平成30)年5月5日 となっています。


立夏の季節(二十四節気と七十二候)

立夏の頃の日本は、どんな季節を迎えるのでしょう。

日本は、南北に長いので
お住まいの地域によって、思い描く情景が違うかと思います。

ここでは、季節の変化を示す二十四節気
一つの節気をさらに、初候、次候、末候(5日ずつ)の3つに分けて
気象や動植物の変化を知らせる七十二候を用いて見ていきます。


二十四節気 立夏

初夏 四月節

歴便覧には「夏の立つがゆへなり」と記されています。
 ※歴便覧=江戸時代(1787(天明7)年)に出版された暦の解説書です。
      国立国会図書館と東京大学で蔵書しています。


初めて夏の気配が現れてくる日や、夏めいてくる頃という意味があります。

確かに、5月に入ると
4月とは違った暖かい日が増えてくるように感じます。

湿気の多い梅雨に入る前の
ちょっと冷たい風が心地よい、さわやかな晴天の日は
これから、夏が来るよぉ~!という、合図なのかもしれませんね^ ^


七十二候 初候 蛙始鳴

「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」
 ※「かわず」は本来別の漢字ですが、表示できないため
  同様の意味を持つ「蛙」で代用しています。


「かえるはじめてなく」と読ませる場合もあります。

読んで字のごとく
蛙がはじめて鳴く時節を意味しています。

蛙

田植えが終ったころ、ふっと気が付くと
昨日までは聞こえなかった、
蛙の声が聞こえてきたりして・・・。

あ!蛙。そんな時期かぁ~。
なんて思うことはありませんか?

農業が中心だった日本で
今よりもっと田んぼがたくさんあった頃。

蛙の鳴き声は、
季節の変わり目を知らせる合図だったのかもしれません。


七十二候 次候 蚯蚓出

「蚯蚓出(きゅういんいずる)」

「みみずいずる」と読ませる場合もあります。

蚯蚓(きゅういん)は、みみずのことで、
みみずが地中から這出る時節を意味しています。

みみずというと、気持ちの悪いイメージがあるかと思います。

でもね、みみずは畑にとって必要な生物なんです^ ^

みみずは、土を食べて排泄します。
また、地中5mの深さまで掘り進むことができるといわれています。

みみずが地中を掘り進むことで
目に見えないところで土が耕されています。

つまり、土の排水性が高くなるということです。
 
逆に、水はけの良すぎる土壌では
みみずの排泄物によって保湿性が高まります
芽
しかも!
みみずは土と一緒に
たくさんの微生物を食べますから
その排泄物は、腐葉土の素となります。

人間が行う、
地を耕して肥料を撒いて、という作業を
ちいさなみみずが全てこなしているのです。

みみずは、いい土壌をつくってくれる万能選手です。
あまり邪険にしないでくださいね。


七十二候 末候 竹笋生

「竹笋生(ちくかんしょうず)」

「たけのこしょうず」と読ませる場合もあります。

竹笋は筍と同じ意味で
たけのこが生えてくる時節を意味します。


あれ?でも、筍ってこの時期じゃないんじゃ???
と、思われましたか?

解ります^ ^

私達が、普段食べているたけのこは「孟宗竹」といって
この時期が旬ではない事は確かです。


竹林

では、
何をして「竹笋(たけのこ)」なのでしょうか?

古くから日本文化に根付いている竹があります。

「真竹」です。

茶道具の茶筅(ちゃせん)や尺八、提灯など
真竹を用いたものがたくさんあります。

「竹取物語」でも、光っていたのは真竹でしたね!

孟宗竹は外来種でもありますから
七十二候での「竹笋」は真竹だといわれています。



さて・・・

次にいきたいところですが、長くなってしまいました。

あまり長いと読むのも疲れます。

残ってしまった、
立夏の時期にある行事や行事食については
改めてお届けいたします。


≪参考≫
 日本の七十二候「竹笋生」(たけのこしょうず)/ 和の心
 七十二候「蚯蚓出」。土作りの味方、ミミズの謎 / 日々是活き生き-暮らし歳時記
 旧暦で楽しむ日本の四季 二十四節気と七十二候 / 別冊宝島編集部編著



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