突然ですが、クイズです♪
冬至をあらわす、別の言葉は何でしょう?
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思い浮かんだでしょうか?
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そろそろ、いいですか?
それでは、答えを発表します!
正解は「一陽来復」です☆
もしかしたら、それって御守じゃぁ・・・なんて思ったかもしれません。
確かに、穴八幡宮(東京・早稲田)では、冬至の日から「一陽来復御守」の頒布が始まりますから、この御守のことをご存知であればピンと来たかもしれません。
ところで、「一陽来復」は、どうして冬至を指す言葉なのでしょう?その理由はご存知ですか?
一陽来復が冬至を表すのはなぜ?
一陽来復は、古代中国占いの書「易経」に出てくる言葉で、「陰が極まって陽が生ずる」ことを表しています。
ちょっと解りにくいですね^ ^;
それでは・・・
- 陰が極まる → 陰が終わる
- 陽が生ずる → 陽が戻ってくる
と、置き換えてみてください。
すると、「陰が終わって陽が戻ってくる」となります。
もう少し言葉を足して解りやすくすると、「陰の期間が終わって陽の期間が戻ってくる時」ということです。
ここで、もしかして?と、何か閃いたとしたら当たっていると思います☆
では、陰と陽を、暗いと明るいに置き換えて考えてみてください。1年の内で、明るい期間が戻ってくる!その起点となる日といえば?
もう、繋がりましたね^ ^「冬至」です。
冬至は旧暦11月に訪れたので、一陽来復は、旧暦11月を指す場合もあります。
スッキリしていただけたでしょうか?!
続いて、「一陽来復」の意味を見ていきましょう。
一陽来復の意味は?
「一陽来復」が元々持っている意味は、「冬が続いた後、春の訪れるきざしが現れる」です。
この春は、旧暦でいう春ですから、新年が来るという意味も含んでいます。
古くには、冬至を新年の起点として考えていました。
そして、もう1つ!
悪いことが長く続いた後で、ようやくいい方向へ向かうこと、という意味もあります。
昔の人にとって、冬はとても厳しい時期でした。
暖をとる事も、食料の確保も、現在のように簡単な事ではなかったからです。
それだけに、春が近づく冬至を迎えるということは、とても喜ばしいことでもありました。
きっと、こういった背景から
- 辛い冬=悪いこと
- 暖かい春=良いこと
という解釈が生まれ、このような意味を持ったのではないかと解釈します。
さて、冒頭でも少し触れましたが、冬至(一陽来復)の日から穴八幡宮では御守が頒布されます。
それが「一陽来復御守」です。
一陽来復御守の効果とは?
この御守は、穴八幡宮(東京・早稲田)において、江戸時代中期より毎年頒布されてきました。
穴八幡宮に伝わる福の神(打出小槌)のご利益があり、お金に恵まれ幸せになると言われています。
また、金銀融通の御守としても人気があるのですが、その秘密は御守に隠されています。
御守りの中には、金柑と、銀杏の実が一粒ずつ入っています。
これを自宅でその年の恵方に祀る(貼る)と、「金・銀=財宝」に苦労しないということからきています。
御守りを祀る日時や恵方は、御守りと一緒にいただく説明書きに従いましょう。
一陽来復御守の配布期間と時間
一陽来復御守は、毎年冬至の日から翌年の節分の日までと年をまたいで頒布されます。
この度の配布期間は、2022年12月22日から2023年2月3日迄です。
時間帯は、
- 冬至~12月31日:8:00~19:00
- 元旦~2月3日:9:00~17:00
となっていますが、冬至の日に限っては、5:00~21:00と大幅に拡大されています。
頒布初日は、御守の配布開始に併せて、前日からの徹夜組の人たちが並んでいるそうです。
ご利益があればこそなのでしょうが、人気の高さを感じずにはいられません。
一陽来復御守の初穂料は?
さてさて・・・
これだけ人気があるのなら、今年はいただきに行こうかなぁ~と思う反面、初穂料(御守の値段)はいくらなんだろう?なんて、気になってはいませんか?
なににつけても、人気のある物は高い事が多いですから、その気持ちも解ります。
それでは、こちらもスッキリさせてしまいましょう^ ^
穴八幡宮「一陽来復御守」の初穂料は、800円です。
最後に・・・
繰り返しになりますが、御守配布初日はとてつもなく混み合います。
冬至の日にこだわるのなら当日の夕方遅い時間からであれば、日中よりは待ち時間が短いかと思います。
平日の日中でも、晴れているとこんな具合です。
空いている時間を狙うのであれば、平日の16:00以降がおすすめです。
≪参考≫
「一陽来復」死と再生と恥ずかしいご利益 / 諸岡なほ子の隅田川デプレ 宅ふぁいる便
一陽来復 / ことわざ学習室
穴八幡宮 一陽来復 2017年/夏至~2018年/節分 / 八雲エンライトメント
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