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二十四節気 穀雨の意味とその季節!2018年はいつ?

雪が解け、草木が芽吹き、うららかな日差しの射す春も終わりに近づく頃・・・稲-min

田植の準備が始まり、畑では種まきが行われます。


ちょうどこの頃、二十四節気では穀雨(こくう)の季節を迎えます。


まだ日本が農耕中心だった頃にも、穀雨になると、田植の準備が行われていました。

この辺りが、節気の名称に「穀」の字が使われている所以なのでしょうか。


穀雨の意味に興味のある方は、どうぞこの先をご覧ください。

穀雨の日期間や、七十二候の表す季節も併せてお届けいたします。



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穀雨の意味

穀雨という文字から、穀物降り注ぐ雨ということは想像がつくと思います。

穀物に雨が降り注ぐから???というかすかな期待を持って、こよみ便覧を見てみましょう。
 ⇒ 「こよみ便覧」


「春雨ふりて百穀と生化(しょうか)すればなり」

穀雨の欄には、このような記載があります。


ここで解りにくい言葉というと、「百穀」と「生化」でしょうか?

まず「百穀」ですが、ここでのは数量ではなく、数が多いことを表しています。

百穀でたくさんの穀物、すなわちさまざまな穀物ということです。

そして「生化」ですが、こういう熟語は調べても出てきませんでした。

は「生まれる」という想像がつきますが、問題なのはの意味です。

頭の中にあるのは、「ばける」とか「かわる」なのですが、これではつじつまが合いません。

調べてみたところ、自然が万物を育てる働きという意味がありました。

こうなるとは「生まれる」ではなく、生(は)えると解釈した方がしっくりきます。


これらの事を合わせると、こよみ便覧にある言葉の意味は、

春雨が降り、さまざまな穀物が生え育つ時期だから(穀雨)である。

となります。

うーーーん・・・

もう少し、かみ砕きますね^ ^

春雨が降ることで、さまざまな穀物が芽を出し成長する時期だから(穀雨)である。

ということです。

一般的には「百穀を潤す春に降る雨」を穀雨という、とされています。


ちなみに・・・菜の花-min

この頃に降る、梅雨のような長雨のことを「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼びます。

ちょうど菜の花が咲く頃なので、こう呼ばれるようになったということです。


穀雨の日と期間

作物の成長を促すありがたい春の雨!

そんな雨の日が多くなってくる穀雨の季節とは、いったい、いつごろ訪れるのでしょうか。


旧暦3月後半の節気にあたる穀雨は、毎年4月20日頃に訪れます。

その期間は、穀雨の日から次の節気である立夏の日の前日までとなります。

2018(平成30)はいつか、というと、穀雨の日は4月20日、その期間は4月20日~5月4日です。


穀雨の季節

穀雨の持つ意味とその時期が解ったところで、穀雨とはどんな季節なのか?を、七十二候の言葉を借りて見ていきたいと思います。


穀雨 初候 葭始生

「葭始生(あしはじめてしょうず)葦-min

水辺の葭に、若芽が芽吹く季節を表しています。


葭は、葦のことです。

古くには、日本の湿地帯を葦が覆っていました。

古事記や日本書紀においては、日本のことを「豊葦原瑞穂国(とよあしはらみずほのくに)と呼んでいるほどです。

炉の頃は、瑞穂(みずみずしい稲穂)に負けず劣らず、青々と茂る葦が草原のように広がっていたのかもしれません。
そんな、風景を青芝(あおし)と呼んだそうです。

きっと、葦の群生している姿を、芝草の続く平原になぞらえたのでしょう。

(あし)という名前は、青芝が変化したものと言われています。

また、「あし」は「よし」とも呼ばれます。

これは、「あし」が、(あ)に通じると考えられるようになり、それを避けるために(良)と呼ぶようになったという事です。


葦って???と、思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、葦の群生を見ることが出来る地域は、限られてきています。

でも、夏になると、(すだれ)を見かける事はありませんか?

エコブームが訪れてからというもの、日本に古くからある簾が、日除けとして見直されてきました。

その簾の材料になるのが、です。

中でも「葦簀(よしず)」と呼ばれるものは、葦だけで作られており、涼しさにも違いがあるそうです。


穀雨 次候 霜止出苗

「霜止出苗(しもやみてなえいずる)葦-min
 ※「しもやんでなえいずる」とも読ませます。

霜が降りなくなり、苗代で稲の苗が成長する季節を表しています。


この頃から、日差しは徐々に強くなり、夏へと向かいます。

田植の準備が始まるのもこの頃です。


突然ですが、草餅はお好きですか?

緑色をしたお餅なのですが・・・草餅と蓬-min
中に餡を包んで、大福にもなっていたりします。

もしかしたら、草大福の方がお馴染みかもしれません。

どちらにも「草」とついていますが、その「草」がです。
※過去には母子草(ははこぐさ)を使っていたこともありますが、現在は蓬が一般的になっています。

草大福などは、和菓子屋さんなどで一年中お目にかかることができるので、季節感はあまり無いかもしれません。

でも、江戸時代の頃には、ちょうどこの時期に出始める蓬の若葉を摘み、それを茹でたものを混ぜて餅をつき草餅を作っていました。


穀雨 末候 牡丹華

「牡丹華(ぼたんはなさく)牡丹-min
牡丹が、大きな花を咲かせる季節を表しています。


大振りでとても美しい花を咲かせる牡丹は、花王とも呼ばれ、日本でも古くから栽培されてきました。

原産地は中国で、日本に入ってきたのは、奈良時代(天武天皇治世の頃)と言われています。

そもそも、薬用として渡来したもので、観賞用として広まったのは、江戸時代のことです。

きっと、牡丹が薬になるということは、あまりピンと来ないかもしれません。

薬として利用されるのは、牡丹の花ではなく根の皮です。

牡丹の根の皮を乾燥させたものを牡丹皮(ぼたんぴ)といい、現在も生薬として利用されています。

「立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹 歩く姿は百合の花」

という諺があります。

美しい人を表す言葉としてご存じかと思いますが、元々は生薬の用い方をたとえたものなのだそうです。

このことを、もう少し詳しく知りたい場合は、こちらのサイトをご覧ください。
 ⇒ 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」





さて、春と言えば桜かもしれませんが、春祭りが行われる地域も少なくありません。

穀雨の季節は、ちょうど春祭りが行われる時期でもあります。

寒い冬を乗り越え春を迎えた事を喜ぶと共に、秋の豊作を祈って行われるのが春祭りです。

祭りを楽しむだけではなく、時には、遠い昔に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

その歴史や由来を知ることで、いつもの祭が、また違ったものに見えてくるかもしれません。



≪参考≫
 4月20日、二十四節気「穀雨(こくう)」の意味と季節の楽しみ / tenki.jp 日本気象協会
 「簾(すだれ)と「葦簀(よしず)」の違い / 違いがわかる事典 株式会社ルックバイス
 びお・七十二候 / 町の工務店ネット
 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花 / 北海道立衛生研究所薬草園 林 隆章



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