祭りの詳細は、未だ公表されていませんが、昨年が通常開催だった為、今年も!と見込んで、日程(曜日)を2024年へ変更しています。
昨年は、ギャルみこしの詳細が5月下旬、天神祭の詳細は6月初旬に案内されていますので、今しばらくお待ちいただければと思います。
(2024.5.31更新)
ギャルみこしのスケジュールが公開されいますので、遅ればせながら以下の記事内に、公式HPへのリンクを設置いたしました。
長い歴史のあるお祭りのあるところというと、思い浮かぶのは、京都でしょうか?
確かに、京都には歴史ある神社や仏閣が多く存在し、古くから伝わる祭りも数あります。
が・・・ここは、祭り大国(?)日本です!
他の地域にだって、古くから伝わる祭りがあります。
「大阪天神祭」
この祭りも、そんな祭りの1つです。
天神祭とは?
天神祭(てんじんさい・てんじんまつり)は、祭神である菅原道真の命日にちなみ、全国の天満宮(天神社)において、25日前後に開催されるお祭りです。
全国で道真公を祀っている神社の数は、約12,000社とも言われていますが、中でも大阪天満宮を中心に行われる「大阪天神祭」が有名で、祇園祭(京都)、神田祭(東京)と共に、日本三大祭のひとつに数えられています。
大阪天神祭の歴史
いい機会ですので、初めに大阪天神祭の歴史を見ていきましょう。
天神祭の始まり
時は遡り、951(天暦5)年のこと。
初めての、鉾流神事が行われました。
大阪天満宮社頭の浜から神鉾を流し、流れ着いた浜に御旅所を設けて禊を行いました。
この時、川岸までは陸路で、川岸から御旅所へは、神領民や崇拝者が船を仕立てて御神霊を奉迎したのですが、この航行が後の船渡御であり大阪天神祭の始まりとされています。
※神領民=神(神宮)に与えられた所領を神領といい、そこに住まう人々を神領民といいます。
その後、船の数が増えていき、豊臣秀吉が大坂城を築いた頃には、現在の「船渡御」の原型ができあがりました。
江戸時代の天神祭
大阪天満宮は、大阪夏の陣の兵火から逃れるため、一時的に吹田市へ避難していました。
天神に戻ってきたのは、寛永21(1644)年のことです。
その年から雑喉場町(西区)に御旅所を常設したので、以降、鉾流神事は中止となったのですが、この事によって、陸渡御(境内から川岸まで)と船渡御(川岸から御旅所まで)のルートが固定化されました。
堂島川(旧淀川)への土砂流入により一時中断となったこともありますが、大阪が「天下の台所」と呼ばれた元禄時代(1688~1704年)以降は、浪速の繁栄のシンボルとして隆盛を極めます。
天神祭を支える組織である「講」が誕生したのは、享保年間(1716~36年)のことです。
お迎え人形が登場したのもこの頃で、天神祭りは、その豪華さで全国に名をとどろかせます。
ところが、幕府が2度目の長州征伐を行った慶応元(1865)年になると、世界情勢の不安を理由に、陸渡御・船渡御が共に中止され、本殿においての祭儀だけが斎行されていました。
明治時代以降の天神祭
陸渡御・船渡御の中止は、明治4年まで続きます。
ただ船渡御に限っては、明治6(1873)年に再び中止となります。
この中止は、明治維新以来、大阪の経済が沈滞したことが最大の理由とされていますが、コレラの流行も絡んでいるようです。
船渡御が復興したのは、明治14(1881)年のことです。
そして、昭和5(1930)年には、鉾流神事が287年振りの復活をとげます。
やがて、日本は戦争の時代へと突入するわけですが、天神祭は、日露戦争や二度の世界大戦によって、昭和13(1938)年~23(1948)年まで中止されています。
戦後間もない昭和24(1949)年に船渡御が復活しますが、地盤沈下によって水位が上がったために船が橋の下をくぐる事が出来なくなったため、翌昭和25(1950)年には中止となりました。
大川を下航していた船渡御が、遡航するという現在の形になったのは昭和28(1953)年からのことです。
大阪天神祭には、約一千年という長い歴史があります。
その間、幾多の困難を乗り越えつつ発展し続けてきたことは言うまでもありません。
そして、今もなお、浪速っ子の熱いエネルギーに支えられている大阪の夏の風物詩として、脈々と受け継がれているお祭りです。
大阪天神祭 2024年の行事とスケジュール
大阪天神祭は、毎年7月24日に宵宮、翌25日に本宮が行われます。
2024年
は、7月24日(水)が宵宮、25日(木)が本宮となっています。
各日の行事と執り行われる時間は、以下の通りです。
7月24日(水)【宵宮】
4:00 一番太鼓
7:45 宵宮祭
8:30 鉾流行列参進
8:50 鉾流神事
11:00 行宮祭
11:30 山陰流儀式包丁奉納
12:00 天神講獅子 獅子舞
16:00 催太鼓氏地巡行
16:15 どんどこ船宮入 鉾流神事奉還
18:40 水上薪能
19:00 催太鼓宮入
19:30 獅子舞宮入
7月25日(木)【本宮】
13:30 本宮祭
14:15 神霊移御
15:30 陸渡御列出発
17:30 船渡御列出発
18:00~21:00 船渡御
19:00 船上祭
19:30~20:50 奉納花火
21:00 催太鼓の宮入開始
22:00 還御祭
近年注目を集めている「ギャルみこし」は、宵宮の前日に天神橋筋商店街を巡行します。
2024年は、7月23日(火)に行われます。
ギャルみこし巡行に伴うスケジュールについては、こちらの公式HPにてご確認ください。
⇒「天神祭ギャルみこし 第41回(2024年)スケジュール」
他にも、行事やイベントがありますが、夏祭りといえば、やっぱり花火♪ではないでしょうか。
大阪天神祭も、「奉納花火」でクライマックスを迎えます。
他の花火大会とは一味違う、大阪天神祭の奉納花火☆
日程や見所など奉納花火の詳細情報は、こちらの記事をどうぞ^ ^
≪参考≫
全国天満宮梅風会のホームページへようこそ! / 全国天満宮梅風会
天神祭の歴史 / 天神祭 なにわ文化サポーター倶楽部
天神祭の歴史 / 天神祭 天神祭総合サイト
コメント
明日の奉納花火が楽しみで!何時もはテレビで奉納花火
を観ていましたが今年は現地にて花火を観覧しょうと
思っています。
三田さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
花火を見ながら
楽しい時間を過ごせますように^ ^
気を付けて、お出かけください。