※2024年西条祭りについて
昨年同様、通常開催されるものと思われますが、西条市HPでの公式発表はまだありません。(2024.7.14現在)
ただ、愛媛新聞ONLINEの記事に日程が載っていましたので、それを受けて日にちのみ2024年へ変更しています。
⇒「西条まつり 豪華絢爛 西条まつり」
今後、こちらに更新情報を書き込んだうえ、以下の内容を変更していくことを、併せてご連絡いたします。
あれ?金木犀の香りがするけど、どこで咲いてるんだろう?
と、風に乗ったきんもくせいの香りが漂う頃・・・
愛媛県において、豪華絢爛な時代絵巻が繰り広げられるお祭りが行われています。
その祭りとは?
約300年の歴史を誇る、「西条祭り」です。
西条(さいじょう)祭りとは?
西条祭りは、毎年10月に行われる愛媛県西条市内各神社の秋季例大祭の総称です。
もともとは、
- 石岡神社
- 伊曽乃神社
- 飯積神社
の祭礼を指していましたが、近年では、嘉母神社の祭礼を加えて、4つの神社の祭礼を指すようになっています。
中でも、伊曽乃神社の祭礼が一番大きなものであることから「西条祭り」というと、伊曽乃神社の祭礼を指すことが多いそうです。
ということで、伊曽乃神社の祭礼を・・・とはいいません。
4つの神社全ての祭礼があってこその西条祭りですから、各神社の祭礼について、例年の日程とお祭りの概要を以下にまとめました。
今年の斎行日も併せて書いていますので、旅行日程などの参考にしていただければと思います。
※祭礼の行われる日が早い神社から順に記載しています。
各神社の祭礼 例年の日程とお祭りの概要
西条祭りでは、祭礼で奉納される山車がそれぞれの神社で異なります。
どんな山車が奉納されるのか?という辺りも含めて、各神社ごとに祭礼の日程と概要を見ていきましょう。
嘉母神社祭礼
◎斎行日:スポーツの日の前々日・前日
2023年は、10月12日(土)、13日(日)です。
西条祭りの始まりを告げる嘉母神社の祭礼は、禎瑞地区の氏子によって行われます。
奉納される山車は、子供太鼓台6台です。
【1日目】
子供太鼓6台が、それぞれ氏子集落をそれぞれ回ります。
【2日目】
当日の朝、嘉母神社において、6台揃って宮出しを行います。
その後、神輿にお供して氏子地区の5ヶ所で「かきくらべ」を行います。
夕刻、嘉母神社に戻り「かきくらべ」を行った後、宮入りとなります。
石岡神社祭礼
◎斎行日:10月14日・15日
2023年は、10月14日(月・祝)、15日(火)です。
氷見・橘地区の氏子によって行われ、だんじり27台、みこし2台が奉納されます。
【1日目】
未明から早朝に掛けて、石岡神社境内の桜の馬場にすべての山車が集まります。
9時からは、安全祈願のための神事が執り行われます。
神事が終わると、集まっただんじりとみこしが一斉に「かきくらべ」を奉納し、それぞれの集落内を廻ります。
【2日目】
深夜、だんじり・みこしが各地区を出発し桜の馬場に集まると、一斉に「かきくらべ」を奉納します。
この時のだんじりは、百余個の提灯で飾られています。
「かきくらべ」の奉納が済むと、御神輿と共に御旅所へ向かいます。
御旅所で「かきくらべ」を披露した後は、御神輿と共に各集落の神楽所で御神楽を奉納しながら巡行します。
御神楽奉納をすべて終えただんじりとみこしは、順次、桜の馬場へ帰ってきます。
夕刻、だんじり・みこしが御神輿と共に「かきくらべ」を行い宮入となります。
だんじり・みこしが御神輿と共に行う「かきくらべ」は、現在、石岡神社の祭礼でしか見ることのできない光景です。
伊曽乃神社祭礼
◎斎行日:10月15日・16日
2023年は、10月15日(火)、16日(水)です。
だんじり・みこし合わせて約80台の山車が奉納されます。
【1日目】
日付が変わると、奉納されるだんじりが御神輿を迎えに移動を始めます。
100個以上の提灯で飾られただんじりが、その明かりで照らし出される姿はとても幻想的です。
また、「よいやさ」の掛け声と共に神社の石段を登る姿は、勇壮でもあります。
5時になると、御神輿が登場します。
神事を修めた後、市中巡行のために神社を後にします。
御神輿を見送っただんじり・みこしは、それぞれが厄払いをしながら「お花」(ご祝儀)を集めます。
御神輿は、氏子地区の半分を廻ると、この日は神社に帰らずに御旅所で一晩を過ごします。
【2日目】
朝4時45分の御神輿の出発を見送るために、だんじり・みこしが御旅所に集まります。
御神輿の露払いとして先導するだんじり・みこしは、2kmに及ぶ列を成し巡行します。
御神輿は、1日目に回らなかった氏子地区を周り、最後に加茂川を渡って神社に戻ります。
だんじり・みこりは、御神輿が川を渡り終えるのを、川岸に一列にならんで見送ります。
これが「川入り」と言われる、伊曽乃神社祭礼のフィナーレです。
その後、だんじり・みこしは各集落へ戻り、提灯の灯が消えるまで「かきくらべ」を行います。
これを「名残祭り」といいます。
飯積神社祭礼
◎斎行日:10月16日・17日
2023年は、10月16日(水)、17日(木)です。
金糸、銀糸で飾られた太鼓台11台が奉納され、西条祭りの最後を飾ります。
新居浜市の一部大生院地区と、下島山・船屋・飯岡の氏子によって行われます。
【1日目】
太鼓台の運行は、自由運行です。
午後2時頃に、玉津橋で伊曽乃神社祭礼中のだんじり・みこしと出会います。
夜は、数台で「かきくらべ」を行います。
【2日目】
まだ暗いうち(AM2:30~3:00)に、すべての太鼓台が飯積神社前に集まります。
早朝の宮出しの後、氏子地区4ヶ所で「かきくらべ」が行われます。
夕刻、飯積神社前の川原に勢ぞろいした太鼓台と御神輿が一緒になって「かきくらべ」を行います。
日の入りと共に宮入りとなり、西条まつりは終焉を迎えます。
各神社の祭礼運行コースは、こちらのPDFで確認する事ができます。
⇒「豪華絢爛 西条祭り」
ところで、西条祭りで行われる「かきくらべ」ってどんなものだと思いますか?
地元の方は、もちろん!ご存知ですよね^ ^
でも・・・
初めて聞いた(汗;という方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
ここからは・・・と、続けようかなぁ~とも思ったのですが、長くなりましたので記事を改めてお届けしています。
西条まつりの見所も併せてお届けしていますので、ご興味あればお立ち寄りください。
最後に・・・
お祭りには付き物と言っても過言ではないのが、交通規制です。
交通規制案内図が公開されていますので、このご案内をもって、この記事を閉じたいと思います。
⇒「令和5年 西条祭り交通規制案内図」
≪参考≫
西条まつり(嘉母神社) / 今どき西条 (一社)西条市観光物産協会
これまで応援した祭り 西条祭り / ダイドードリンコ 日本の祭り
「西条祭り」の紹介 / 西条市
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