今年の神田祭は、陰祭の年にあたっていて、公開されている日程は、
- 献茶式・明神能:5月14日(火)
- 例大祭:5月15日(水)
※例大祭の模様は、YouTubeにてご覧いただく事が出来ます⇒「神田明神 令和4年例大祭」となっています。(2024.2.28現在)
それを受けて、以下の情報(日付)を今年のものに変更しています。
ただ、神輿渡御などの詳細は未だ公開されていませんので、過去のものとなっている事を予めお伝えいたします。
もし最新情報を少しでも早く知りたい場合は、神田神社HPにてご確認ください。
⇒ 「江戸総鎮守 神田明神」
日本三大祭りにも数えられ、徳川の世においては天下祭りとも言われた神田祭は、雅やかな大行列や、迫力満点の神輿宮入などなど、見どころ満載のお祭りです。
が・・・
華やかな行事が行われるのは2年に一度!本祭にあたる年だけとなっています。
えーーーーーっ?!
今年も見たいと思っていたのにぃーっ!
と思っていたとすれば、かなり残念な話ですm(_ _)m
ただ、神田祭は、そもそも神田明神の例大祭です。
本祭にあたらない年であっても、例大祭の行事や催しが行われており、その年の祭りを陰祭と呼んでいます。
ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、今年(2024年)は陰祭の年です。
ここでは、陰祭で行われる行事や催しの日程などをお届けいたします。
神田祭!本祭と陰祭はどう違うの?
今年の日程をお届けする前に、本祭と陰祭の違いについて少しだけ触れておきたいと思います。
本祭と陰祭りの違いは、神幸祭と神輿宮入という2つの行事が、陰祭の年には執り行われないというところです。
本祭において見どころとされている行事が行われないので、地味と言ってしまえばそれまでですが、例大祭に欠かせない神事や行事は行われています。
神田祭 陰祭 2024年の日程
今年(2024年)の陰祭は、5月14日(火)~5月15日(水)に、以下の日程で執り行われる予定です。
5月14日(火)
◎献茶式(表千家奉仕)
【場所】神田神社社殿内(11:00~)
※こちらの日程は2024年のものですが、開始時間の確認がとれておりません。
表千家家元によって、献茶の儀式が行われます。
滑らかな袱紗捌き(ふくささばき)の後、濃茶と薄茶が立てられて神前に奉納されます。
茶道を学んでいる方であれば、観覧したいところかもしれませんが、献茶式に続いて社中の方々へのお茶席があることから、参列者は社中の方がほとんどですし、テントの中も社中の方々で埋まってしまうそうです。
ただ、立ち見であればご覧いただける可能性があるということですので、ご興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
家元の袱紗捌きは、普段なかなかお目にかかる事のできるものではありません。
離れた場所からでも見ることができるとしたら、何かしら学べることがあるのではないかな?と思います。
◎明神能・幽玄の花(金剛流奉仕)
【場所】神田神社社殿前特設舞台(18:00~)
「明神能・幽玄の花」は、2003(平成15)年に復活した神事能で、今年は21回目となりました。
江戸時代初期の神田祭は、神事能が主体の祭礼だったそうですので、当時の片鱗に触れることができる貴重な祭事ということもできます。
ただ、神事能の観覧は有料(全席指定)となっています。神田神社売店もしくはローソン及びミニストップのLoppiにおいて、チケットをお求めください。
なお、チケットは2月17日より販売が開始されています。
演目等詳しい情報を知りたい場合は、神田神社HPをご覧くださいますようお願いいたします。
⇒「第21回神田明神薪能 明神能・幽玄の花」
5月15日(火)
◎例大祭
【場所】神田神社社殿内(14:00~)
神田神社の年中行事において最も重要な神事とされるのが、この例大祭です。
神田祭に関わった、たくさんの人々が参列する中、「献饌」、「宮司祝詞奏上(ぐうじのりとそうじょう)」、「献幣(けんぺい)」、「玉串拝礼」、「巫女舞」、といった神事が粛々(しゅくしゅく)と執り行われ、日本国の繁栄と平和、氏子の無事安全を祈ります。
その他に、若山胤雄社中による里神楽も奉納されます。
神田祭(陰祭)へのアクセス
※2024年の将門塚保存会大神輿渡御は、5月12日(日)に町会内を巡る形で行われる予定です。
通常であれば、神田神社までのアクセスをご案内するところなのですが、社殿内の行事には一般の方が参加することができません。
勝手ながら、誰もが見ることのできる「将門塚保存会大神輿渡御」に焦点を合せて、ここでは大御輿の発興祭・着興祭の行われる「将門塚」へのアクセスをご案内いたします。
なお、神田神社へのアクセスが知りたい場合は、こちらの記事でご案内しています。
将門塚はどこにあるの?
将門塚は、神田神社と同じ千代田区内にあります。
まずは、地図でご確認ください。
将門塚所在地:東京都千代田区大手町1丁目1-2-1
将門塚の所在地を確認して、こんなところに!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
だって、周辺はオフィス街ですから・・・
こういった場所柄でもありますので、申し訳ございませんが最寄り駅やバス停からのご案内とさせていただきます。
将門塚へ電車でお越しの場合
◎東京メトロ丸の内線・千代田線・半蔵門線・東西線
「大手町駅」C5出口より徒歩約5分
◎東京メトロ東西線
「竹橋駅」4番口より徒歩約7分
※東京駅からですと「南口」より徒歩約13分となります。
もし、他の観光も兼ねて東京を訪れているのであれば、これがあると便利です!
⇒「東京路線図」
将門塚へバスでお越しの場合
◎都営バス「東43系統」
「神田橋」もしくは「大手町」より徒歩約3分
◎丸の内シャトル
「読売新聞」より徒歩約3分
※丸の内シャトルは、無料で利用できるシャトルバスです。運行ルートや運行時間を知りたい場合はこちらをご覧ください。 ⇒ 「無料巡回バス」
将門塚へ車でお越しの場合
◎首都高速都心環状線「神田橋出口」~都道403号線 約4分
こちらもまた、遠方からのルートは数限りなくありますので、詳細ルートのご案内は割愛させていただきますm(_ _)m
そのお詫びといってはなんですが、将門塚近隣の駐車場をご紹介いたします。
将門塚はオフィス街にあることから、専用の無料駐車場がありません。車でお越しの場合は、近隣の有料駐車場をご利用いただくようになります。
将門塚 近隣駐車場
将門塚の徒歩圏内には他にも有料駐車場がありますが、日曜・祝日も営業している駐車場を5つご紹介いたします。
以下、駐車場名の後にある括弧書きの色が、地図上のアイコンの色となっています。
◎大手センターパーキング(青)
- 営業時間:24時間
- 定休日:なし
- 料金:30分毎300円
- 収容台数:152台(身障者専用:1台)
◎NTTル・パルクファーストスクエア地下駐車場(緑)
- 営業時間:7:00~23:00(23:00~7:00は入出庫不可)
- 定休日:なし
- 料金:30分毎400円
- 収容台数:35台
◎タイムズ東京サンケイビル駐車場(紫)
- 営業時間:7:00~23:30(23:30~7:00は入出庫不可)
- 定休日:なし
※年末年始にかかる、ビル閉館時はご利用いただくことができません。 - 料金:月~土 30分毎400円
日・祝 30分毎200円 - 収容台数:33台
◎大手町タワー・JXビル駐車場(黒)
- 営業時間:7:00~22:00
- 定休日:年末年始、施設点検日
- 料金:30分毎400円
※長時間利用の定額料金有
3時間30分~6時間まで 2,800円
6時間~9時間30分まで 2,800円+30分毎400円
9時間30分~24時間まで 5,600円 - 収容台数:165台(身障者専用:4台)
※3ナンバー、RV、1BOX、外車の場合は駐車不可
◎大手町フィナンシャルシティ グランキューブ駐車場(赤)
- 営業時間:7:00~22:00
- 定休日:法定停電日
- 料金:最初の30分まで 無料
30分~60分まで 600円 以降、30分毎300円加算
※営業時間終了後についても、30分毎300円が加算されます。 - 収容台数:247台(身障者専用:2台)
※3ナンバー、RV、1BOX、外車の場合は駐車不可
この他の駐車場を探したい場合は、こちらのサイトが便利です。
⇒「平将門の首塚(将門塚)周辺の駐車場」
神田祭 陰祭の交通規制はどうなるの?
祭りに伴う交通規制は、祭りを見に来る人に限ったことではなく、仕事や所用で車を利用する人にとっても大きな問題ではないでしょうか。
神田祭陰祭期間中はどうなのか?というと、本祭のように大掛かりな交通規制は行われません。
とはいうものの、例大祭の日は、神田神社周辺が混み合うと思っておいて間違いないでしょう。
最後に・・・
神輿宮入や神幸祭の無い陰祭は、やっぱり物足りないと思っている方も少なからずいらっしゃるかと思います。
これまでは、陰祭りであっても御神輿を出していた神田和泉町で、参加者を募集していたのですが、コロナ禍以降は情報がありませんでした。
が・・・今年は町会内をめぐる形で予定されている事が解りました。
和泉町町会の神輿渡御は、例大祭より一足先の5月12日(日)が予定日となっています。
《参考》
将門塚保存会大御輿渡御 / 千代田区観光協会
《協力》
神田神社広報課
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