【おしらせ】当ブログ記事内にあるリンクについて…一部アフィリエイトリンクが含まれています。個別の対応が間に合わない状態ですので、この場にてお知らせいたします。
スポンサーリンク

鏡餅を飾る場所はどこ?その時期は?

スポンサーリンク

正月飾りには欠かせない鏡餅ですが、
あなたはどんな場所に飾っていますか?

鏡餅-min

それは床の間に決まってんじゃん!

うちは神棚があるからそこに飾ってる。

床の間はないけど、毎年茶の間に飾ります。

などなど、ご家庭によって様々かと思います。

が・・・

鏡餅を飾るのは1ヶ所だけですか?

えっ?1ヶ所で充分じゃないの?と思ったら、この続きをご覧ください。

また鏡餅を飾る時期についても書いていますので、いつ飾っていつ片付けたらいいのか解らないという方も、どうぞお立ち寄りください^ ^

スポンサーリンク
スポンサーリンク

鏡餅を飾る場所と祀り神

鏡餅を飾る場所は、

  • 一番大きくて立派なものを床の間あるいは玄関先
  • それより少し小さいものを仏壇や神棚
  • さらに台所やご家族の部屋などの大事な場所に小さなものを飾る

というのが一般的な風習です。

床の間の無いご家庭では、お茶の間ダイニングに飾るといいでしょう。

突然ですが、「トイレの神様」という歌はご存知ですか?

歌の中に「トイレにはそれはそれはきれいな女神様がいるんやで」という歌詞があります。

これは、決しておばあちゃんの作り話ではありません。

日本では、古くから家の中にも神様がいると信じられてきました。

今でも、家の中の様々な場所に、小さな鏡餅を飾るご家庭があるのではないでしょうか。

どうしてこんなところに?と思うかもしれませんが、これには、その場所にいる神様を祀るという意味があります。

ということで、それぞれの神様と、その神様に応じた鏡餅を飾る場所をご紹介いたします。

竈神(かまどがみ)・荒神(こうじん)

竈神や荒神は、かまどや囲炉裏の近くに祀られる、火の神様です。

マッチやライターが無い時代に、かまどや囲炉裏の火を絶やさないということは、主婦の大事な仕事の1つでした。

一方、火は火事などの災いの元でもありました。

火を扱いながらも災いが起きないように、神様を祀ったといわれています。

台所➁-min

鏡餅は、火を取り扱う台所に飾りましょう。

納戸神(なんどがみ)

納戸神は、納戸に祀られる神様です。

納戸というと物置を思い浮かべるかもしれませんが、昔は夫婦の寝室、衣類やお米の収納場所、赤ちゃんを産む産室として利用される大切な部屋でした。

鏡餅は、寝室に飾りましょう。

厠神(かわやがみ)

この厠神が、トイレの神様です。

厠神は、古くから安産や子育てに関わる神様として大切にされてきました。

お正月にはご馳走を供えたり、産まれた子供の健康を願って厠にお参りをする風習もあります。

トイレ➁-min

鏡餅を飾る場所は、もちろんトイレです。

水神(すいじん)

水神は、井戸や水汲み場に祀られる水の神様です。

日常生活に必要な水は、昔も今も変わらずとても大切なものです。

キッチンや洗面所などの水廻りにも、小さな鏡餅を飾りましょう。

鏡餅を飾る時期はいつ?

鏡餅を飾る時期は、お正月の準備期間であれば早くとも問題はありませんが、12月28日が最適とされています。

その理由は、門松やしめ飾りと同じになります。

正月飾り!門松としめ飾りはいつからいつまで飾るの?
門松・しめ飾り・鏡餅といった正月飾りは、いつからいつまで飾るものなのでしょう。ここでは、門松としめ飾りについてお届けいたします。また、どうしてこういったお飾りが飾られるのか?正月飾りに込められた意味も併せてどうぞ^ ^
※12月28日が仏滅だったらどうする?
門松としめ飾りの記事でも説明していますが、お正月飾りを飾る日が仏滅であったとしても気にする必要はありません。
大安や仏滅などの六曜は、中国思想が基となっているもので、古くから日本で行われている神事とは直接の関係が無いからです。

そして、鏡餅を飾っておくのはいつまでなのかというと、鏡開きの日までになります。

鏡開きの日は、一般的に1月11日とされていますが、地域によって違いがあります。

京都では1月4日、主に関西地方では1月15日もしくは20日とする地域もあります。
※鏡開きは、本来正月20日の行事でしたが、徳川三代将軍家光が正月20日に亡くなったため11日に変更したことが現在まで伝わってると言われています。

このように地域によって鏡開きの日は違っていますが、鏡開きの日に鏡餅を小さく割って、お雑煮やお汁粉で食べるという風習は共通しています。

鏡餅を包丁で切ってはいけないのはなぜ?

鏡餅は包丁で切っちゃダメ!と、聞いたり言われたりしたことはありませんか?

これは、鏡開きの風習が武家社会から広まったことに起因しており、刃物で鏡餅を切ることが切腹を連想させるために嫌われたことが理由です。

当時は、乾いてひび割れた鏡餅を、手で割ったり木槌で砕いて小さくしていました。

余談になりますが、今のご時世に市販されている鏡餅は、鏡餅型のパックの中に個包装された小さなお餅がいくつか入っていますから、そういった心配は無縁かと思っているところです。

最後に・・・

気になっているかと思うのが喪中の場合です。

喪中の期間は、新年の挨拶状(年賀状)を控えて正月飾りもしないというのが一般的になっていますが、忌中であっても門松やしめ飾りを飾る事に問題はありません。
※忌中-四十九日までの期間

同じように、鏡餅新しい年の健康と幸せを願うという意味でも飾っていただいて大丈夫です。

ただ、神道の場合(本家・分家でも違う)や、仏教の宗派による違いもありますので、不安な場合は確認していただければと思います。

≪参考≫
鏡餅を供える / 日本鏡餅組合
鏡開き / 日本鏡餅組合
鏡餅とは / 全国包装鏡餅協議会

コメント

  1. 川口芳子 より:

    鏡餅を飾るのは右側それとも左側

    • より:

      川口さん
      こんばんは。
      すみませんが、右側左側というのは、どこの場合でしょうか?

      といいましても、鏡餅を飾る場合、その向きは東か南がいいといわれていますが、真ん中がいいとか、どっち側がいいということは、言われておりません。

      神棚や仏壇であれば、中央に飾るお宅もあるでしょう。

      玄関やリビングだとすれば、どこに飾るか?でその場所も変わって来るかと思います。

タイトルとURLをコピーしました