今日は大掃除やるぞう!と、気合十分で取り掛かろうとした時、
さて、どこから始めよう?
と、考え込んでしまった経験はありませんか?
また、普段なかなかできないからと取り掛かってはみたものの、
この汚れ、どうやったらちゃんと落ちるの?
と、悩んでしまうことも、あるのではないでしょうか。
それに加えて、大掃除くらいはしっかりやらなきゃ!と思ってはいても、できるだけサクッと簡単に済ませたいというのが本音だったりはしませんか?www
そんなあなたのために、
- 大掃除を進める順番 と
- 簡単にきれいにするためのコツ
を、まとめてお届けいたします。
大掃除を進める順番は?
掃除は「上から下へ」という言葉を、聞いたことはありませんか?
説明をするまでも無いかと思いますが、掃除は上の方から初めて、だんだん下の方に移っていくということです。
極端な話、せっかく掃除機で床をきれいにしたのに、その後にはたきを掛けたりすると、また床を掃除しないといけなくなります。
最初に天井、そして蛍光灯の傘というように、上の方から順に掃除をしていきましょう。
二階建てのお宅であれば、二階から一階へ進めていってください。
そして「上から下へ」と組み合わせることで、より効率がよくなるだろうと思う言葉があります。
それは、「奥から手前へ」です。
ここでいう手前は、「玄関」を指します。
二階であれば、一階につながる「階段」です。
たまったチリやほこりを、最後に玄関から掃き出すというイメージを持っていただけると、解り易いかと思います。
えっ?玄関から掃き出すって何?!ですって?
それはそう!掃除機というものがある現代、これはちょっと想像がつかなかったかもしれません。
それでは、「玄関を入るとリビングダイニングがあり、その奥に2つの部屋がある」お家を想像してみてください。
キッチンの汚れがひどいからと、リビングダイニングを先に掃除しました。
スッキリしたところで、奥の2つの部屋を掃除したとしたら、どうなるでしょう?
あぁ~っ!!
さっき掃除したばかりなのに、リビングの床にほこりがっ!!
ということは大ありなわけで、掃除が終わったはずのところに掃除機をかけなおすという、二度手間が待っています。
奥の部屋を先に済ませてしまえば、こんな事にはならなくて済みますね^ ^
ご納得、いただけでしょうか。
古い時代には、叩きをかけて埃を落とし、埃を掃き出してから、雑巾がけをしていました。
「上から下へ」や「奥から手前へ」は、そのころに生まれた効率よく掃除をするための知恵です。
このことを頭の片隅に置くだけで、どこから始めよう?という迷いとは、サヨウナラできます。
さぁて・・・
それよりなにより、汚れを落とすコツが知りたいのよ。というあなた!
大変お待たせいたしましたm(_ _)m
大掃除!あの場所この場所の汚れを簡単に落とすコツ
大掃除の時は、特に普段なかなか出来ていないところをきれいにしよう!
と思っているのは解りますが、人それぞれ、コツを知りたい場所が違うのも事実です。
さすがに、すべてのご要望には応えきれませんので、解っちゃいるけど普段はなかなか(汗;と思われる
- ガスコンロ
- 換気扇
- 排水口
- 照明器具
- 窓ガラス
この5ヶ所に絞らせていただきました。
(個人的な思いで、ごめんなさい)
さっそく、上記の順番で1ヶ所ごとにお届けいたします。
ガスコンロ
ガスコンロは、手の届く場所にありますから、油汚れなどは、普段も手入れをしているかと思います。
でも、五徳や受け皿にこびりついた焦げが、炭化して手に負えない状態になってはいませんか?
せっかくなので、その焦げを落としてしまいましょう。
焦げは、カッターナイフやいらなくなったお好み焼きのへらなどでこそげ取るという方法もありますが、力が要りますし、何の気なしに五徳や受け皿に傷つけてしまっては大変です。
では、どうすればいいのか?というと、重曹を使って煮洗いをします。
- 大きめの鍋に水を入れて、大さじ3杯程度の重曹を溶かしてください。
- そこに、五徳や受け皿を入れてグツグツ煮ていきます。
※水から煮るのがポイントです。
この時の水の量は五徳や受け皿が隠れる程度、時間の目安は沸騰してから30分程度ですが、特に汚れがひどい時はもう少し長くするなど調整してみてください。
ぐつぐつ煮ていると、焦げが浮いてきてつるっとはがれると思います。
はがれずに残っているところも柔らかくなっていますから、あまり力を使わずに、こそげ落とすことができます。
ちょっとした裏技
五徳や受け皿が入る鍋がなかったり、横に長い五徳でどうしても鍋に入らない場合は、熱め(60~80℃)のお湯をはったシンクに重曹を溶かしてつけ置きします。
重曹の量は、お湯10リットルに対し1カップを目安として、1時間以上つけ置きしてください。
※とにかくどうにかしたいけど、そうそう手間もかけたくないという方へ
これは、大掃除の時に関わらずになりますが、ガスコンロメーカーでは交換用のパーツを販売しています。
(国内三大メーカーと言われているところであれば、確実にあります)
ご使用になっているガスコンロの年式にもよるかとは思いますが、パーツを交換すれば新品同様に生まれ変わります!
時間と手間をかけるよりは・・・と思うところがあれば、一度メーカーサイトを調べてみてはいかがでしょうか。
換気扇
換気扇の油ギトギト汚れは、かなり手ごわいものです。
でも大丈夫!
- 大きめのゴミ袋(二重にすると丈夫です)を用意して、50℃くらいのお湯をいれます。
※たらいや大きなバケツなど、つけ置きできる入れ物がある場合は、そちらをご利用いただいて構いません。 - そこに重曹(カップ1杯程度)を溶かし、外した換気扇(ネジなどすべて)をつけ置きにしてください。
時間の目安は1~2時間になります。 - スポンジで軽くこすって、洗い流せばOKです
つけ置きは台所用洗剤でも大丈夫ですが、その際は、洗剤の注意書きに書いてある分量をご確認ください。
取り外せない部分はこうする!
台所用洗剤をしみこませたキッチンペーパーを、その部分に貼り付けて、しばらく放置してください。
油汚れが、黄色く浮き上がって来たらキッチンペーパーをはがし、お湯で絞った雑巾でふき取ります。
※個人的に気に入っている洗剤を紹介します!
借家生活が長かったのですが、換気扇の掃除はままならずで、羽は真っ黒!フレームは油に埃が付いているという散々な状態でした。
そんな換気扇汚れを落とすことができたのは、この洗剤です!
恥ずかしながら、最初にキッチンペーパーでシップをして油を落とさないと、羽を取り外すことができないくらい汚れていたのですがクリアできましたし、かなり汚れていた羽も洗剤をかけてしばらく放置することで、汚れを落とすことができました。
排水口
できれば触りたくない、排水口のヌメヌメ!
これ・・・重曹とお酢があれば、簡単にきれいになります。
利用する量の目安は、
- 重曹 1カップ
- お酢 1/2カップ です。
- 重曹を排水口にまいてください。
- お酢をまんべんなく回しかけると、お酢と重曹が反応し泡立ちますので、そのまま5~30分程度放置します。
排水口の蓋がある場合は、蓋をしてください。 - 時間がたったら、お湯で洗い流して終了です。
汚れがひどい場合は、重曹の量を増やしていただいて構いません。
お酢の量は、多くとも重曹の半分が適量です。
それ以上入れると、中性化してしまい効果が薄くなりますので注意してください。
また、洗い流すお湯に熱湯を使うと、高温で排水口が変形する可能性があるので避けましょう。
きれいな排水口を長持ちさせるコツ
めちゃくちゃ簡単なのですが、排水口のゴミ受けに2~3㎝くらいに丸めたアルミホイルを入れておきましょう。
たったこれだけで、ぬめりや臭いを防いでくれます。
その理由は、アルミホイルが水に触れると放出する金属イオンに、抗菌・殺菌効果があるからです。
アルミホイルは、汚れてきたと思ったら取り換えるだけで効果が持続します。
アルミホイルで?!と思うかもしれませんが、意外と効果ありなので、騙されたと思って試してみてください。
約10㎝ほどのアルミホイルを二等分にして、くるくる丸めるとちょうどいい大きさになります。
そして初めてこの方法を行う時は、必ず一度きれいに掃除した後にアルミホイルの玉を入れるようにしてください。
照明器具
照明器具を掃除する時は、言うまでもありませんが、まず電気を消しましょう。
掃除前に暫くつけていた場合は、蛍光管が熱くなっていますから気を付けてください。
さて、照明器具の主な汚れは、ホコリ、タバコのやに、細かい虫の死骸、といったところでしょうか。
台所の照明器具だと、油汚れも混じっているでしょう。
とにもかくにも、これらを落とさない事には大掃除の意味がありません!
一番最初にやっつけてしまいたいのは、ホコリです。
ホコリは、昔からはたきで落とすものではありますが、これをやるとホコリが舞ってある意味大変なことになりかねません。
雑巾で拭くという手もありますが、水を含んだホコリが毛玉のように丸ばって張り付いたり、ボロボロと下に落ちたりして、この後の始末が・・・(汗;という状態になってしまいます。
ここはひとつ、いらなくなった軍手をはめて、なでるようにこすってみてください。
たまっていたホコリが、サクッと軍手に付いてきます。
ホコリを取った後は、軽い汚れであれば水拭きで、汚れが気になる場合は住宅用洗剤で汚れを落としてからの仕上げ拭きできれいになります。
そうそう!
照明器具の傘に、木や竹、和紙を使用している場合は、乾拭きになりますから注意してください。
特に和紙の場合は、破れないように、細心の注意が必要です。
また、近年は、シーリングライトを利用しているお宅も増えているかと思います。
このタイプでしたら、何はさておきカバーを外して洗いましょう!
ただ、このカバーの中に、細かい虫の死骸があったりしますから、洗う前に掃除機で吸ってくださいね♪
傘やカバーの掃除が終わったら、蛍光管のお手入れも忘れずに!!
交換の必要が無い蛍光管は、住宅用洗剤で拭いてあげてください。
一年分の汚れが落ちると、明るさが違いますよっ^ ^
窓ガラス
窓掃除は、晴れた日がいいなぁ~って、なんとなくでも思ったりはしませんか?
確かに、晴れた日のキレイな窓は気持ちのいいものですが、窓掃除に最適なのは曇りがちの日です。
もし晴れの日に行うのであれば、朝早い時間に済ませてしまうことをおススメいたします。
なぜかというと、晴れた日は拭いたところがすぐに乾いてしまうので、拭き跡が残りやすくなってしまうからです。
さらに、空気中の湿気が多い方が、汚れが落ちやすいということもあります。
とはいえ、天気を気にしながらというのも、朝早くに行うことも無理!だったりはしませんか?!
そんなこんなで悩むよりかは、自分の予定に合わせて済ませた方がいいと、個人的には思います(笑)
また、窓掃除は外側と内側の両面を行う必要がありますが、外側から行った方が効率が良くなります。
それは外側を先にきれいにすることで、内側の汚れが見えやすくなるからです。
逆にしてしまうと、あれ?さっききれいにしたはずなのに残ってる(汗;ということになりかねないので、気を付けてください。
汚れ落としのコツ以前の話が、長くなってしまいましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。
まず、窓の外側は、可能であればホースで水をかけるなどしての「水洗い」が一番です。
※マンションやアパートにお住まいで、窓の外側の掃除が難しい場合は、無理をしないようにお願いいたします。
網戸
は、いらなくなったソックスを使います。
水に濡らしたソックスを両手にはめて、挟むようにして拭くと、簡単に汚れを落とすことが出来ます。
どちらかというと、厚手のソックスの方が、汚れを落としやすいかと思います。
そして、窓の内側ですが、汚れはホコリ+αです。
窓ガラス用の洗剤で、ちることは落ちますが、どことなく洗剤が残っている感じがあったりもします。
そこで、試してほしいのが「新聞紙」です!
カラー刷りの無い、白黒の紙面をご用意ください。
それでは、いきますね^ ^
- 四分の一に折った新聞紙を、水で濡らします。
※全面のまま濡らしてしまうと、折りにくくなります。 - もう2回折ったら、持ちやすい大きさにして窓を拭いていきましょう。
拭き方は、縦縦横横が基本です。
雑巾のように面で拭くのではなく、窓に対して直角に当てて拭いてください。
隅の部分は、新聞紙の角を利用するといいですよ^ ^ - 濡れた新聞紙で一通り拭いた後に、乾いた新聞紙で仕上げ拭きをすれば完了です。
びっくりするほど、ピカピカな窓ガラスに仕上がります☆
ただ、この方法は、一つだけ難点があります(汗;
それは、新聞を持つ手にインクが付くということです。
終わってから、石鹸で洗えば落ちる話ではありますが、気になるようであればゴム手袋をご準備ください。
最後に・・・
もう少し効率化を図りたいとしたら、つけ置きなどの時間を利用して、他のところの掃除をするといいでしょう。
ただ待っているのであれば、他の事を済ませた方が時間の節約にもつながります♪
最後までご覧いただき、ありがとうございました^ ^
≪参考≫
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