正月飾り

門松やしめ飾り、そして鏡餅といった正月飾りは、歳神様をお迎えする準備として飾るもので、それぞれに飾る意味を持っています。


門松としめ飾りについては、こちらをご覧ください。
 ⇒ 「正月飾り!門松としめ飾りはいつまで飾るの?」

今回は「鏡餅」にスポットをあてて、その意味や飾り方、そして、鏡餅に付いているお飾りの持つ意味についてお届け致します。



sponserd Links

鏡餅を飾る意味

お正月を迎えるために飾る飾りというイメージの強い鏡餅ですが、本来は歳神様を迎えるために供えるお供物です。

鏡餅の丸い形は円満を、2つ重ねるのはかさねがさねを表しています。
つまり、円満に年を重ねるという意味です。

お餅は、古くから神様に供える食物の1つで、古い時代のお正月には、毎年平たい丸い餅をお供えしていました。

年に一度訪れる歳神様にお年玉を与えてもらうためでした。

お年玉は「お年魂」で、一年を力強く生きていくために必要な力の源です。

また、鏡餅には、お正月の間歳神様が宿るとも言われます。

供えていた鏡餅を、鏡開きの日に皆で食べることで、そこに宿った力を分けていただくと共に、一年間の健康や幸せを願います。


鏡餅の飾り方

時代によって移り変わってきた鏡餅の飾り方ですが、地域によっても違いが見受けられます。

鏡餅の正式な飾り方は、白木の三宝(三方)に半紙を敷き重ねた丸もちを載せ、その周りに橙(だいだい)、裏白、昆布、ゆずり葉などと、縁起物の海の幸、山の幸を飾ります。

ご家庭で飾る場合は、基本を抑えていればこの通りでなくとも大丈夫です。

【基本の飾り方】

1.三宝の上に紙(半紙や四方紅)の端が三宝から垂れるように敷きます。
2.裏白の葉の白い方を前に向けて乗せます。
3.その上にお餅(2段重ね)を乗せます。
4.お餅の上に橙を載せます。


市販されている鏡餅など、良く見かけるものはこのような形ですね。

鏡餅③

それぞれの名前は、

  • お餅を乗せる台が三宝
  • お餅の下に敷く赤い縁取りの紙は四方紅(しほうべに)
  • 緑の葉っぱが裏白(うらじろ)
  • 紅白で稲妻状に折られている紙は御幣(ごへい)
  • お餅のてっぺんには(だいだい)
  • その後ろにあるのが

になります。

ご家庭で、三宝が無い場合はお盆でもいいですし、橙が無い場合はみかんで代用しても大丈夫です。

また、昆布串柿(干し柿を串にさしたもの)海老などを飾る地域もあります。


鏡餅のお飾りとその意味

鏡餅のお飾りにも、それぞれに意味があります。
主なお飾りについて、1つずつ見ていきましょう。


橙は、その年になった実を落とさずに、次の年にも、また次の年にも新しい実をつけます。

一度なった実はおおよそ4~5年は落下しません。

何代もの橙が1つの木についているところを家族にたとえ、家系代々の長寿や繁栄を願う縁起物として飾ります。


扇の形は末広がりに通じるとされ、末永く繁盛しますようにという願いが込められています。


串柿

柿は「嘉来(かき)(喜び幸せが来る)に通じる縁起のいい長寿の木です。

幸せをかき集めるという意味があります。

通常10個(外側に2個、内側に3個と放して指したものが2つ)飾られますが、これは「外はにこにこ、仲むつまじく」という語呂合わせになっています。


御幣

御幣の赤い色は、魔除けの意味があります。
また、白一色のものは、四手(しで)と呼ばれます。

四方に大きく手を広げ、繁盛するようにと願うものです。


海老

海老の姿かたちになぞらえて、腰が曲がるまで長生きするようにと祈るものです。


四方紅

四方を紅で縁取ることで、天地四方の神を拝し災いを払い、一年の繁盛を祈願するものです。


裏白

裏白は常緑樹のシダで、葉が左右対称に生えて対になっているところから、夫婦円満を意味します。

また、古い葉が落ちずに新しい葉が出てくるので、橙と同じように家族の繁栄を願う気持ちも込められています。

さらに、裏白の葉は表が緑で裏が白いことから、心に裏表が無い「清廉潔白」を表すとともに、白髪になるまでの長寿を願うものです。


昆布

喜ぶの語呂合わせです。
他に、子生(こぶ)(子供が生れる)の意味があります。




そういえば・・・
昆布って、市販の鏡餅のお飾りにも切り抜きでありましたよね。
近年見かけなくなったのはなぜかしら?

子供を育てにくい世の中になったから、何気に外されてしまったのでしょうか・・・?!



≪参考≫
 鏡餅とは / 株式会社もちや
 鏡餅について / 前原製粉株式会社
 なぜ鏡餅というの?鏡餅の由来と飾り方 / / All About



Sponsoerd link

あわせて読みたい関連記事

Sponsoerd link