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芒種(ぼうしゅ)の意味や季節とは?2018年はいつ?

新緑の季節が過ぎ、なんとなぁ~く夏の気配は感じるものの、そろそろ梅雨だよね・・・ と思う頃、二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)を迎えます。梅雨-min


と言ったところで、「芒種」そのものがあまり馴染みのない言葉だと思います。


本格的な梅雨を迎える前に訪れる「芒種」の季節について、その時期はもちろんのこと、芒種の持つ意味季節について、お届けいたします。



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芒種の意味

暦便覧で、芒種の記述を見ると
「芒(のげ)ある穀るい稼種(かしゅ)する時なればなり」
とあります。

他の節気でもある事ですが、このままでは意味が解りませんwww

それは「芒」「稼種」も、現代では馴染みのない言葉だからです。

ということで、ひとつずつ見ていきましょう^ ^




「芒」とは、米や麦などイネ科の植物が実った時、その果実の先端にある針状の突起の事です。

解り易いので、麦の写真をご覧ください。

麦-min

ひとつひとつの実の先端から、針のように細く伸びているものがありますね。

これが「芒」です。

暦便覧では「のげ」と読ませていますが、通常は「のぎ」や「ぼう」と読みます。


次に「稼種」はというと、????? m(_ _)m

どうやら、この二文字を、1つの単語として見てはいけないようです。

「種」は、タネだとしても、タネが稼ぐというのはおかしな話ですよね?!

「稼」という文字を見て思い浮かぶのは、仕事をする(稼ぐ)や、働いて得た金銭(稼ぎ)だと思います。

でも、それだけではありません。

「稼」には、

  1. うえる(植)(穀物を育てるために、種子や苗を地中に埋める)
  2. うえつけ(穀物を育てる為に、種子や苗を地中に埋める事)
  3. 耕作(田畑を耕して穀物・野菜などを栽培すること)、農業の仕事
  4. 実り( 草木や穀物などが実を結ぶこと)、実った稲の穂

という、まったく別の意味もあります。※漢字辞典-OK辞典より




ここまでの事をこよみ便覧の記述に当てはめると、芒種は芒のある穀物の種まきをする時期ということが出来ます。

また、お米の場合は稲を植えるので、田植の時期という解釈も成り立ちます。


芒種はいつ?

芒種は、毎年6月6日頃、もしくは芒種から次の節気である夏至までの期間を指します。

現在、暦要項で公表されている芒種の日(期間)は、

  • 2018年6月6日(6月6日~6月20日)
  • 2019年は6月6日(6月6日~6月21日)

と、なっています。


ここで、あれ?と思った方はいらっしゃいませんか?
その「あれ?」は、きっと正解です^ ^

新暦の6月には、すでに田植が終わっていますから、実際の季節にそぐわないと感じてもおかしい事ではありません。

これは、旧暦を新暦に変換した時に生じるズレで、旧暦での芒種は4月末~5月初旬に訪れていました。

ご参考までに・・・
今年の芒種の日、新暦6月6日は、旧暦4月23日にあたります。


芒種の季節

芒種の頃の日本はどんな季節を迎えているのかを、七十二候を基に見ていきましょう。

[colored_box color=”red” corner=”r”]※七十二候(しちじゅうにこう)とは
1つの節気を、初候、次候、末候(5日ずつ)の3つに分けて、気象や動植物の変化を表したものです。[/colored_box]

芒種 初候 蟷螂生

「蟷螂生(かまきりしょうず)カマキリ-min

蟷螂(かまきり)が生まれ出る季節を、表しています。


カマキリの産卵は秋で、泡状の粘液と共に、植物の茎などに卵を産み付けます。

その粘液は、卵を外敵や気温の変化から守る役割をしており、中には数百個の卵が入っているそうです。

無事に冬を越した卵から、一斉に孵化した赤ちゃんが外の世界に飛び出す季節です。

[colored_box color=”red” corner=”r”]※豆知識
雪国では、カマキリの卵の位置で、その年の積雪を予想することがあります。
これは、カマキリが雪に隠れない位置に、卵を産む習性があるからです。

民間予報と言われれば、それまでなのですが・・・。

カマキリの卵が、高い位置にある年は雪が多く、低い位置にある年は雪が少ない、というふうに考えられています。[/colored_box]

芒種 次候 腐草為蛍

「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)蛍-min
 ※腐草は「ふそう」とも読まれます。

腐った草が蒸れ、蛍となる時期を表しています。

このまま素直に解釈すると、なんだかおかしな話だと思いませんか?

だって、どう考えても、腐った草が蛍になるはずがありませんもの^ ^;


蛍の幼虫は、田んぼや水辺などの湿地に生息しています。

きっと、この事が、腐った草が蛍になると言われた要因だと思います。

なぜかというと・・・

湿地に生えている草は、水に浸っている所がブヨブヨになっていたりします。

腐った草というよりは、腐りかけた草の方が合っているかもしれません。

そんな草の下で、蛹から成虫になった蛍が、幻想的な光を放ち始めるからです。

また、この頃は梅雨が近づいていることもあり、ジメジメとした蒸し暑い日も多くなってきます。

これらの事から、

「蒸し暑くなり、腐れかけた草の下で蛍が光を放ち始める」

こんな解釈が、合っているように感じます。
 ※あくまで筆者の解釈です。


芒種 末候 梅子黄

「梅子黄(うめのみきなり)梅②-min
 ※「うめのみきばむ」とも読まれています。

梅の実が熟し、黄色に色づく季節を表しています。


梅は、古くから日本人の身近にある植物でした。

花見といえば「桜」を連想すると思いますが、奈良時代以前は梅の花を愛でるものでした。

そして!

梅干しを漬けるには、この時期の梅が最適です^ ^

梅干しには、殺菌効果疲労回復血液浄化作用など、様々な効果があります。

今でこそ、その効果は科学的に解明されていますが、昔から「梅は三毒を断つ」と言われ、日本人の健康を支えてきました。

三毒は、

  • 食べ物の毒:食べ物に付着するバクテリアなど
  • 血液の毒:疲労の元になる乳酸など
  • 水の毒:水に含まれる雑菌や病原菌

を、指しています。

食べ物の毒と聞いて、もしかしたら・・・と、思い当たる節があるのではないでしょうか。

そう!日の丸弁当です!!

ご飯の真ん中にある梅干しは、ご飯が悪くなるのを防ぐためにと入れられていました。

おにぎりの具として、梅干しを使ったのも同じ理由からです。

梅干しには、

  • 焼いた梅干(梅肉)を、こめかみに貼ると頭痛が治る
  • 白湯(さゆ)に、梅干しを入れて飲むと風邪に効く
  • 梅干し入りのお茶で、うがいをすると風邪を引かない

という言い伝えも残っています。


最後に・・・

梅雨は、本来「ばいう」と読み、梅の実が熟す頃に降る雨を指しています。

日本独自の言葉のようですが、実は、中国から伝わってきたものです。

梅雨を「つゆ」と読むようになったのは、江戸時代頃からだということです。



≪参考≫
 旧暦で楽しむ日本の四季 二十四節気と七十二候 / 別冊宝島編集部編
 現代こよみ読み解き事典 / 岡田芳朗+阿久根末忠編著
 七十二候 第二十五候 「蟷螂生ず」 / 季節を感じる日本の習わし
 腐草為蛍・くされたるくさほたるとなる / ぴお 町の工務店ネット
 七十二候『梅子黄(うめのみきばむ)』。熟した梅が癒すのは・・・
      / tenki.jp 日本気象協会/ALiNKインターネット



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