寒中見舞いは、遅れてしまった年賀状の返事や、喪中で年始の挨拶を欠礼してしまった方へのご挨拶など、様々な使い方ができる季節の挨拶状です。
とはいうものの・・・
普段使い慣れているメールと違って、寒中見舞いを書こうとすると手が止まっちゃうんだけど、参考になる例文はないのかしら?ということはありませんか?
そんな時、少しでも参考になりますように。
という思いを込めて、寒中見舞いの例文をお届けいたします。
寒中見舞いの例文
寒中見舞いには様々な使い方がありますが、よくあるケースごとに2つの例文をお届け致します。
例文に移る前に、すこしだけ句読点の話をさせてください。
寒中見舞いを含む季節の挨拶状には、句読点を使わないのが一般的ですが、絶対使ってはいけないという決まりはありません。
気をつけたいのは、目上の方に送る場合や、喪中はがきの代わりに送る場合です。
寒中見舞いをすべての方に同じ文章でと思っているのであれば、句読点は利用しない方が無難です。
ここでは句点を利用せず、一文字空けることで読みやすくしています。
一般的な寒中見舞いの場合の例文
寒中お見舞い申し上げます
寒さ厳しき折 皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます
私どもも おかげ様をもちまして変わりなく過ごしております
今年は いつにない大雪で日々雪かきに追われています
まだまだ寒い日が続きますので お体を大切にお過ごしくださいますように
令和○○年一月
寒中お伺い申し上げます
松の内が過ぎ 寒さが益々厳しくなっておりますが いかがお過ごしでしょうか
私は 変わらず元気に過ごしております
この正月には めずらしく息子家族が帰省し 賑やかなひと時を過ごすことができました
折をみて そちらにもお伺いしたいと思っております
またお会いできることを 楽しみにしております
令和○○年一月吉日
喪中に年賀状が届いた場合の例文
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧に年頭のご挨拶をいただきありがとうございました
実は 昨年○月○日に○○(故人の名前と続柄)が他界し 喪中のため年末年始のご挨拶は控えさせていただきました
ご連絡が遅れましたこと お詫び申し上げます
本年も変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます
二○○○年一月
寒中お見舞い申し上げます
早々にご丁寧なお年始状をいただきましてありがとうございました
皆様には 変わらずご健勝でお過ごしとのご様子 何よりです
私方 昨年○月○日に祖母(享年○歳)が他界いたしましたため 年末年始のご挨拶を控えさせていただきました
昨年中にお知らせすべきところ 年を越してしまいましたご無礼をご容赦願います
本年も皆様にとりまして良い年となりますように 心よりお祈り申し上げます
令和○○年一月
喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合の例文
寒中お見舞い申し上げます
この度は ご尊父様ご逝去とのこと 存じ上げなかったとはいえ 年始状を差し上げてしまい大変な無礼をいたしました
遅ればせながら 謹んで哀悼の意を表します
厳冬の折から くれぐれもお身体を大切にお過ごしください
二○○○年一月
寒中お見舞い申し上げます
この度は 喪中とは存じ上げず 年頭のご挨拶を申し上げてしまいましたこと深くお詫び申し上げます
ご母堂様のご冥福を謹んでお祈り申し上げます
ご家族の皆様におかれましては さぞかしご傷心のこととお察しいたします
寒い日が続きますので 何卒お身体を大切にお過ごしください
令和○○年一月
故人宛に年賀状が届いた場合の例文
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧なご年始状をいただきありがとうございました
昨年○月○日○○○○が永眠いたしました
生前のご厚情を深く感謝申し上げますと共に ご連絡が遅れましたこと深くお詫び申し上げます
寒さ厳しき折 一層のご自愛のほどお祈り申し上げます
令和○○年一月
寒中お見舞い申し上げます
年頭のご挨拶をいただきありがとうございました
○○(続柄・故人の名前)は昨年○月○日に永眠いたしました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきところ 年を越してしまいました非礼をお許しください
故人が生前に賜りましたご厚情に深く感謝いたしますと共に 皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします
令和○○年一月
年賀状を出さなかった方から年賀状が届いた場合の例文
寒中お見舞い申し上げます。
新年のご挨拶をいただきながらもご挨拶が遅れてしまい誠に申し訳ございません。
皆様お変わりなく ご健康にお過ごしとのこと 何よりとお慶び申し上げます
おかげさまをもちまして 私どもも家族そろって賑やかな正月を迎えることが出来ました
本年も 変わらぬお付き合いをお願い申し上げますと共に 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
令和○○年一月
寒中お伺い申し上げます
ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました
ご家族の皆様おそろいで お健やかに新年を迎えられたとのこと 何よりと心温まる思いがいたしました
私も変わりなく過ごしております
時節柄 厳しい寒さが続きますが お風邪など召されませぬようお過ごしください
二○○○年一月
最後に・・・
ここにある例文は、どんな方に送っても大丈夫なように書きました。
もし、親しい友人へ送る場合でしたら、もう少し柔らかい文章でも差し支えありません。
以上になりますが、寒中見舞いの文章で悩んでいるあなたに、少しでもお力添えができたとしたら幸いです。
コメント
句点ではなく、読点では?
ごろうさん
ご指摘ありがとうございました。
季節の挨拶状は、そもそも句読点を使用しないものですので
記事の記載もそのように変更し、例文中の句点を削除いたしました。