※2023年交通規制図のご案内
遅ればせながらのご案内となってしまったので、最上部に記載いたします。
神田警察署からの、神田祭に伴う交通規制図はこちらからご覧いただく事が出来ます。
⇒「神田祭に伴う交通規制のお知らせ」
かつては、徳川幕府の恩恵を受け、天下祭と称された神田祭。
江戸文化を受け継ぐ、絢爛豪華な大行列は、今もなお、観る人を魅了し続けています。
そして・・・
セイヤ!セイヤ!の掛け声とともに、町を埋め尽くす200基もの町御輿!
神田神社の境内は、次々に訪れる町神輿の熱気と迫力で満たされ、神田、日本橋、秋葉原、大手町、丸の内が祭一色に染め上がります。
ここでは、2023年の神田祭について、日程や交通規制などの開催情報をお届けいたします。
祭の歴史に興味のある方は、こちらの記事をご覧ください。
本祭と陰祭
今年の日程などをお届けする前に少しだけ・・・
神田祭は、本祭と陰祭が、1年交代で行われます。
その違いは、神幸祭と神輿宮入という2つの行事が、本祭の年のみ執り行われるというところです。
陰祭は、本祭のような派手さはありませんが、例大祭の行事や催しが行われます。
さて、今年の神田祭は本祭です!
2年に一度の本祭☆
今年もまた、熱く盛り上がる事でしょう。
それでは、神田祭!2023年の開催情報をどうぞ♪
神田祭2023年の日程
2023年の神田祭は、「少彦名命奉祀 150年」にもあたっています。
その期間は、5月11日(木)~17日(水)の1週間となっています。
日程の詳細は、以下の通りです。
5月11日(木)19時~
◎鳳輦・神輿還座祭(ほうれん・みこしせんざさい)
【場所】神社御社殿 鳳輦・神輿奉安庫
闇に包まれた境内に、警蹕(けいひつ)と雅楽が流れる中、身を清め白装束をまとった神職により、三柱の御神霊が鳳輦・神輿に遷されます。
※三柱:神田神社に祀られている祭神のこと
大己貴命(おおなむちのみこと・だいこく様)、少彦名命(すくなひこなのみこと・えびす様)、平将門命(たいらのまさかどのみこと・まさかど様)
神田祭の始まりを告げる、厳かな神事です。
5月12日(金)夕刻
◎氏子町会神輿御神霊入
【場所】各氏子町会神酒所
※神酒所:神様に御供物をお供えする場所
氏子町会(108町会)全ての神輿(約200基)に、明神様の御神霊を遷す神事です。
氏子町会の人々が参列する中、神職により執り行われます。
5月13日(土)終日
◎神幸祭(附け祭)
【場所】神田、日本橋、秋葉原、大手・丸の内
神幸祭では、行列の出発に先立ち、神田神社境内において2つの神事が行われます。
◆御鍵渡しの儀 5時頃~
奉安庫が、宮鍵講(みやかぎこう)によって開かれると、鳳輦・神輿は社殿前に安置され、飾りつけが施されます。
◆発輦祭 8時~
神職や氏子総代をはじめ、神幸祭に奉仕する人々が参列し、鳳輦・神輿の安全祈願を行います。
神事が終わると、いよいよ行列の出発です。
鳶頭(かしら)衆による木遣り唄を先頭に、約1000名もの大行列が神田神社境内を後にします。
動画は、発輦祭の木遣りです。
行列は、
- 奉幣(ほうへい)の儀(神田明神旧跡地・将門塚にて)
- 昼御饌(ひるみけ)(日本橋・両国旧御仮屋にて)
- 献饌(けんせん)(各氏子総代による)
などの神事を行いながら、巡行していきます。
その後、附け祭と合流し19:00過ぎには、神田神社境内へと戻ります。
※附け祭との合流は、日本橋三越本店前で16:00頃です。
境内では、鳳輦・神輿を前に着輦祭が行われ、木遣りによって神幸祭は幕を閉じます。
※着輦祭:神幸祭行列が、無事に氏子各町へ巡行してきたことの報告と感謝の神事
附け祭について
附け祭とは、江戸時代の神田祭で最も人気のあった行列です。
行列は、その当時流行した文化芸能を取り入れた踊屋台や巨大な曳き物、仮装行列からなっていました。
毎年テーマを変え、各氏子町会が競い合って観客を楽しませたのだそうです。
現在は?というと、相馬野馬追騎馬武者やサンバチームをはじめ氏子町会の子供達、復元された曳き物などなど、江戸時代に負けず劣らず、多彩な大行列となっています。
附け祭は、有馬小学校での出陣式のあと神幸祭行列とは別のルートで巡行し、日本橋三越前で合流します。
ちなみに・・・
あちこち動かずに、神幸祭行列と附け祭の両方を観たい!という場合は、日本橋三越前で待っているのが一番です♪
神幸祭行列と附け祭の巡行ルートは、毎年、詳しいマップが作成されています。
2023年版は、こちらからご確認ください。
⇒「神田祭特設サイト 巡行路ダウンロード」
※PDFをダウンロードする事も出来ますので、持ち歩くと便利かと思います。
5月14日(日)終日
◎神輿宮入
【場所】神田神社境内
神輿宮入は、神田祭一番の見せ場です!
それぞれの町会を巡行する約200基の町神輿のうち、半数ちかくの町御輿が次から次へと神田神社に宮入します。
神田神社の境内には、1日中「セイヤ!セイヤ!」の掛け声が響き渡り、普段の静けさとは打って変わって熱気と迫力が渦巻く空間となります。
各町宮入の時間帯等は、こちらでご確認いただく事ができます。
⇒「神田祭特設サイト 神輿宮入」
5月16日(火)11時~
◎献茶祭(表千家家元奉仕)
【場所】神田神社本殿
表千家家元による、献茶の儀式です。
滑らかな袱紗捌きの後に濃茶と薄茶が立てられ、神前に奉納されます。
5月16日(火)18時~
◎明神能・幽玄の花(金剛流薪能)
【場所】神田神社社殿前特設舞台
平成15年に復活した神事能も、第20回を迎えることとなりました。
神田明神の雅楽・巫女舞や、優美な金剛流薪能をご堪能ください。
今年から、アプリダウンロードすることで解説を聞きながら見ることができるそうです。
見てみたいと思ってるんだけど・・・と、しり込みしてしまっていた方でも、解説付きなら安心ですね^ ^
なお、こちらの舞台をご覧になるには、チケットが必要となります。
※ローソン・ミニストップ(Loppi)、神田神社売店(土日のみ)にて発売中です。
演目などの詳細やチケット情報については、お手数ですが、こちらからご確認願います。
⇒「第20回神田明神薪能「明神能幽玄の花」」
5月17日(水)14時~
◎例大祭
【場所】神田神社社殿
例大祭は、神田祭を締めくくる神事です。
神田祭に関わった、たくさんの人々が参列する中「献饌」、「宮司祝詞奏上」、「献幣」、「玉串拝礼」、「巫女舞」といった神事が、粛々と執り行われます。
また、創生神楽や里神楽の奉納もあります。
なお、この例大祭は、神田神社の年中行事においてもっとも重要な神事とされています。
神田祭へのアクセス
ここでは、メイン会場となる、神田神社までのアクセスをご案内いたします。
ただ、都内という場所柄、最寄り駅等からのご案内とさせていただきますことを、あらかじめご了承ください。
電車でのアクセス
【JR利用の場合】
◎中央線・総武線
「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩5分
◎京浜東北線・山手線
「秋葉原駅」電気街口より徒歩7分
【地下鉄利用の場合】
◎東京メトロ丸の内線
「御茶ノ水駅」1番口より徒歩5分
◎東京メトロ千代田線
「新御茶ノ水駅」B1出入口より徒歩5分
◎東京メトロ銀座線
「末広町駅」3出入口より徒歩5分
◎東京メトロ日比谷線
「秋葉原駅」3出入口より徒歩7分
東京都内の路線図が必要な場合は、こちらへどうぞ!
⇒「東京路線図」
車でのアクセス
◎首都高速都心環状線「神田橋出入口」
~都道403号線 約6~12分
◎首都高上野1号線「上野出入口」もしくは「入谷出出入口」
~昭和通り(国道4号線)~中央通り ~都道452号 ~蔵前通り 約10~20分
交通規制と駐車場
今年の神田祭は、本祭ということもあり、交通規制も、大がかりなものになる事が予想されます。
2023年版の交通規制図がありましたので、ご案内いたします。
⇒「神田祭交通規制図」
※公式HPに飛びますので、中程にある「13日(土)・14日(日)交通規制のお知らせ」をクリックするとみることが出来ます。
以下は、参考情報となります。
交通規制は、例年、神幸祭と神輿宮入の際に行われます。
行列の進行に伴って通行止めなどの規制が行われますので、巡行路図で場所と時間帯を確認しておくといいかと思います。
特に、神田、秋葉原、日本橋、中央通り、神田明神通りなどは、要注意となります。
また、お車でお越しの場合は、近隣の有料駐車場をご利用いただくようになります。
神田神社周辺で、収容台数の多い駐車場を、2つご紹介いたします。
◎秋葉原UDXパーキング
- 収容台数:800台
- 営業時間:24時間
- 時間料金:10分/100円
(24時間最大:平日 2,000円、土日祝日 3,000円)
◎秋葉原ダイビル駐車場
- 収容台数:112台
- 営業時間:7:00~23:00
- 時間料金:10分/100円
(24時間最大:全日 2,000円)
どちらも、神田神社まで徒歩5分程度の場所にあります。
詳しくは、地図でご確認ください。
他の駐車場を探す場合は、こちらのサイトが便利です。
⇒「いつもNAVI 神田祭」
最後に・・・
神田祭は、インターネット生中継も行われます。
人混みはごめんなさーい!というあなたも
東京まではちょっと・・・というあなたも
ぜひ!!ご自宅で、神田祭を楽しんで欲しいなぁ~と、思います♪
よりリアルな情報が欲しい場合は、神田明神さんのFBをチェックしてみてください。
⇒「神田明神」
≪参考≫
神田祭特設サイト/ 神田明神
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