秋晴れの秩父、澄んだ青空の下に30本の手作りロケットが打ち上げられる「龍勢祭り」
秩父が舞台となったテレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を通じて、この祭りを知った方も多いと思います。
「あの花」の聖地、秩父で行われる「龍勢祭り」とは、いったいどんなお祭りなのでしょう。
龍勢祭りとは?
秩父市吉田の山の中腹に設けられたやぐらから、30本の手作りロケットを打ち上げる。
それが龍勢祭りです。
「龍勢」は、毎年10月の第2日曜日に行われる埼玉県秩父市吉田の「椋神社」の例大祭において、付け祭として奉納される手作りロケットのことです。
大きな音と共に煙を上げ、勢いよく空に舞い上がるロケットが、まるで龍のように見えることから「龍勢」と呼ばれるようになりました。
それでは、龍勢が舞い上がる様子を動画でどうぞ☆
ま・さ・に・・・龍!!ですね^ ^
龍勢は、別名「農民ロケット」と呼ばれており、五穀豊穣・天下泰平への願いが込められています。
龍勢祭りの歴史
龍勢祭りは、400年以上の伝統があると言われています。
ただその起源は諸説あり、定かではありません。
そして「龍勢」ですが、古い時代に「椋神社の例大祭において吉田川の河原で大火を燃し、その燃えさしを投げた時の光で神意を慰め祀った」という神事が行われており、これが基になっていると言われています。
後に火薬作りが伝わったことで変化がおこり、明治2~3年頃には、現在とほぼ同じような龍勢祭りだったことが解っています。
歴史ある龍勢祭りですが、時代の流れによって中断されていた時期があります。
それは、戦時中と昭和37年~46年の9年間です。
昭和37年以降は、農業中心だった吉田の人達が、農業を離れ会社員になる人が多くなったことにより、龍勢作りに携わる時間がなくなり、龍勢祭りに参加する人が減少した事によるようです。
それでも、この期間に「龍勢保存会」が発足、設立されています。
「龍勢祭をもう一度見たい!」という声に答えて昭和47年に復活を遂げ、以降、現在まで受け継がれています。
龍勢祭り 2024年観覧桟敷席(有料)予約情報!
秩父市吉田の龍勢祭りは、毎年10月の第2日曜日に開催されます。
今年(2024年)の開催日は、10月13日(日)です。
ところで、せっかく見るならいい場所で!ということで、お祭りにつき物なのが場所取りですが、これって結構しんどくないですか?
出来ることなら避けて通りたい!と思う方も多いのではないでしょうか。
龍勢祭りでは、有料の桟敷観覧席が設けられています。
料金は、区画の坪数によって異なります。
広 さ | 人数(目安) | 料 金 |
0.5 坪 | 1~2人 | 3,000円 |
1 坪 | 2~4人 | 6,000円 |
1.5 坪 | 4~6人 | 9,000円 |
2 坪 | 6~8人 | 12,000円 |
※2坪以上の区画も用意できます。目安の人数は、テーブルの持込を考慮していません。
今年(2024年)の有料観覧桟敷席予約受付は、
- 予約受付日:9月8日(日)
- 受付時間:10:00~16:30
- 予約受付専用電話:0494-77-0377
- 申込方法:お電話にて「お名前」「ご住所」「希望坪数」「連絡先(日中連絡が可能なもの)」をお伝えください
となっており、上記電話番号のみでの受付となります。
龍勢祭り有料観覧桟敷席についての詳細は、吉田龍勢保存会のHPでご確認いただくことができます。
⇒ 「観覧桟敷席」
また、開催日程等は記事を改めていますので、こちらをご覧ください。
≪参考≫
飛翔!男たちの夢ロケット~秩父市吉田の龍勢祭り~
/ ダイドードリンコ 日本の祭り これまで応援した祭り
《写真提供》
さいたまつり
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