絢爛豪華な曳山が、唐津の旧城下を練り歩く唐津くんち!
一年をくんちと共に過ごす唐津の人達が持つ唐津くんちへの情熱が、一気に爆発する3日間!
冬を前にした唐津の町が、今年も熱く燃え上がります!
唐津くんち!2023年の日程と各日のスケジュール
唐津くんちは、毎年11月2日~4日に開催されます。
今年(2023年)の開催は、11月2日(木)・3日(金・祝)・4日(土)となります。
それでは、早速になりますが各日ごとのスケジュールをご覧ください^ ^
初日 11月2日(木)
「宵曳山」19:30~22:00
(各町内曳山留め~大手口~市内一巡~唐津神社前整列)
曳山展示場に格納されている14台の曳山が、早朝5時より各町内に曳き出され、磨き上げられます。
午後7時30分に刀町の赤獅子が曳き出され、出発地の大手口から東行する間に、各町が曳き順通りに一番近い場所から参加して唐津神社へと向かいます。
提灯の灯りをまとった曳山はとても美しく、見る人すべてを魅了します。
市内を一巡した14台の曳山は唐津神社前に整列し、翌日の御旅所神幸まで眠りにつきます。
2日目 11月3日(金・祝)
「御旅所神幸」9:30~16:30
(唐津神社前~市内巡行~西の浜(お旅所)~市内巡行~各町曳山留め)
午前9時30分を回ると、14台の曳山は唐津神社の神輿2台と大石神社の神輿の前後に従い、西の浜の明神台までの巡行が始まります。
西の浜では、唐津くんち一番の見所である「曳き込み」が、1番の赤獅子(刀町)から14番の七宝丸(江川町)まで制作年代順に行われます。
一旦休憩を取った後、神事が執り行われます。
神事の終了後、午後3時から「曳き出し」が行われ、曳山はそれぞれの町へ帰って行きます。
最終日 11月4日(土)
「町廻り(翌日祭)」10:00~17:30
(各町内曳山留め~唐津神社前~市内巡行~唐津駅前~市内巡行~曳山展示場)
各町に戻った曳山が再び唐津神社前に集合し、午前10時の花火の合図で巡行が始まります。
前日の巡行とほぼ同じ順路で、旧城下の東西約8kmを廻ります。
この日は町人の祭りなので、お神輿は出ません。
曳き子達は、火消し組の名残の衣装に身を固め、各町ごとに揃いのハッピを羽織ります。
曳山は、午後12時30分頃JR唐津駅前の米屋町通りに一旦勢ぞろいします。
(午後2時30分まで休憩を取ります。)
休憩が終わると「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声と共に、これで曳き納めとばかりに、より一層力強く曳山を引き廻します。
そして、興奮が冷めやらぬまま、一台、また一台と曳山が曳山展示場に納められ、唐津くんちは幕を閉じます。
曳山巡行コースマップは、こちらからどうぞ☆
⇒「曳山巡行コースと予定時刻」
唐津くんちのみどころは?
3日間に渡って繰り広げられる唐津くんちのなかで、ここは見て欲しい!というところを3つピックアップしました。
絢爛豪華な曳山に注目!
曳山は、「粘土の原型や木型の上に和紙を数百回貼り重ねたあと型をはずし、麻布を貼り、漆を数十回塗り重ね、最後に金銀を施して仕上げる」という、とても手の込んだ方法で作られています。
その大きさは、高さ約7m、重さは2~5tにもなり、完成までに2~3年を要します。
今でも、約25年に1度漆の塗り替えが行われており、漆工芸品としての価値も高く評価されています。
これを見逃すことなかれ!御旅所神幸の「曳き込み」
11月3日「西の浜」のお旅所で行われます。
お旅所は、唐津神社のご神体が現れたと伝えられている元小学校のグラウンド(昔は浜だった)に作られるのですが、普段は固いグラウンドを掘り起こすことで、この日ばかりは、昔の浜のような深い砂地にします。
砂地に車輪がのめり込んで動きにくい曳山を、せり太鼓のリズムに合わせて大きな掛け声を出しながら、数百人の曳き子達が力を合わせて豪快に曳き込む光景は、唐津くんち一番のみどころです。
また、お神輿の前に14台の曳山と曳き子達が整列する様子も、豪華で勇壮です。
「昔の唐津くんち」の雰囲気を味わおう!
戦火を逃れた唐津の町には、昔ながらの街並みがたくさん残っています。
古い家が立ち並ぶ狭い道を、軒先などをよけながら進む曳山には、迫ってくるような迫力があります。
加えて、観光客の方が少なくなる4日の町廻りは、唐津くんちをゆっくり見るには最適です。
古い柳があるような狭い道に入って、昔のくんちの雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか。
【昔ながらの街並みが残る場所】
大石町・魚屋町・新町・江川町・中町
このほかにも、唐津くんちにはたくさんの見所があります!
もし、アクセスや駐車場情報を知りたい方がいらっしゃいましたら、こちらの記事をご覧ください。

≪参考≫
唐津くんち / 旅karatsu 唐津観光協会
2006年 唐津くんち / 日本の祭り ダイドードリンコ
コメント
オイサではなく、ヨイサです。
唐津っ子さん
ご指摘ありがとうございました。
直ちに修正いたしました。