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母の日のカーネーションが赤いのはなぜ?花の色に意味はあるの?

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プレゼントに赤いカーネーションを添えて、お母さんへ・・・

というのが、母の日にプレゼントを贈る時の定番パターンかと思います。

母の日プレゼント-min

仮に、今日が母の日だという事を仕事帰りに思い出して、プレゼントは間に合わないけれどせめて花束を!と思ったとしたら、真っ先に思い浮かぶのが赤いカーネーションではないでしょうか。

でも、母の日の起源となったお話で登場したのは、赤ではなく白いカーネーションでした。

母の日の由来については、こちらの記事をご覧いただくことにして・・・

母の日にはどんな由来があるの?2024年の母の日はいつ?
なんとなく、年に1度のイベントになっているような母の日ですが、その由来はご存知ですか?普段あまり聞く事の無いだろう、母の日の由来をお届けいたします。そして意外と忘れがちな母の日の日にちもしっかり書きました。今年はいつ?と思ったら、どうぞご確認ください。

ここでは、母の日にカーネーションが贈られるようになった由来や、カーネーションの色が持つ意味についてお話したいと思います。

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カーネーションの由来

すぐにでも、どうして母の日にはカーネーションなの?というところを聞きたいかとは思いますが、まずは焦らずに・・・。

このような機会はそうあることでもないので、カーネーションという花のお話に少しだけお付き合いください^ ^

カーネーション-min

カーネーションはなでしこ属の植物で、属名を「dianthus(ディアンツス)」といい、「神の花」を意味しています。

「dianthus」は、ギリシャ語で、

  • を意味する「dios(ディオス)
  • を意味する「anthos(アントス)

この2つに由来しています。

また、キリスト教においては、カーネーションにまつわるこんな話が残っています。

それは、キリストが十字架を背負いゴルゴタの丘へ向かう姿を見送った時、母マリアが流した涙の跡に一輪のカーネーションが咲いたというもので、カーネーションは「母と子」や「母性愛」を象徴する花とされています。

マリアとキリスト-min

さらに、キリストが復活した時にも、カーネーションが咲いたといわれています。

白いカーネーションは生前のキリストとマリアの涙を表し、赤いカーネーションはキリストの体から散った血や、キリストの復活を象徴しています。

母の日にカーネーションを贈るのはなぜ?

アメリカにおいて、母の日を提唱し、国民の祝日となるきっかけを作ったのがアンナ・ジャービスです。

彼女は、母親の追悼式で母親の好きだった白いカーネーションを、参加者に手渡しました。

これは、ただ母親が好きな花だったからというだけではなく、敬虔なクリスチャンだった母親に育てられたアンナですから、カーネーションにまつわる話も知っていての事かと感じます。

しばらくして、アンナの提案により、

  • 存命する母親を持つ人は赤いカーネーション
  • 母親を亡くした人白いカーネーション

を、胸に着けるようになりました。

この風習が、時の流れと共に、母親にカーネーションの花を贈るという風習へと変わっていきました。

日本の母の日はどうして赤いカーネーションだけなの?

日本に母の日が伝わってきたのは大正時代の事で、一般に広がりをみせたのは、1937(昭和12)年になります。

当初は、アメリカ同様、カーネーションの色を、赤と白とで区別していました。

が・・・

色で区別をつける事で、気持ちが傷つく子供が居ること。

また、養母に育てられた子供の気持ちにも配慮すべきでは?という声が出てきたこと。

この2つのことがきっかけとなり、母の日には赤いカーネーションを贈るという風習が定着していきました。

ちなみに・・・

今では、生花や鉢植えが普通になっていますが、母の日が普及したばかりの頃は造花が主流でした。

それで思い出したのですが、自分が子供の頃は「カーネーション(造花)の花の下に「お母さんありがとう」と書かれたリボンが付いているバッチ」が、配られていました。

カーネーション!花の色とその意味は?

母の日だから赤いカーネーションを!

と思って、花屋さんへ行ってみると、様々な色のカーネーションに目移りしたりしませんか?

近年は、母の日だからと赤にこだわらなくともいいという風潮もあります。

もし、今年は違う色にしようかなぁ~?と思ったら、カーネーションの花の色が持つ意味を知っていると、とっても便利です♪

カーネーションは、花の色によって花言葉が違います。

  • 赤…「真実の愛」「愛情」「情熱」「母への愛」
  • 濃い赤…「私の心に哀しみを」
  • 白…「尊敬」「純潔の愛」「亡き母を偲ぶ」
  • ピンク…「感謝」「上品・気品」「暖かい心」
  • オレンジ…「集団美」「純粋な愛」「清らかな慕情」
  • 黄色…「軽蔑」「嫉妬」「愛情の揺らぎ」「友情」
  • 紫…「誇り」「気品」
  • 青…「永遠の幸福」

主な色の花言葉を上げてみましたが、母の日に贈るのであれば、黄色は避けたいところかと思います。

そして白色は故人を偲ぶものですので、他の花言葉があるにせよ、直接渡す場合には避けた方が無難でしょう。

≪参考≫
 母の日にカーネーションを送る由来 / hibiyakadan.com
 母の日のこと、教えて!Q&A / BELLE MAISON
 【母の日】本当の由来とカーネーション / AllAbout 暮らし

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