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冬至かぼちゃの由来は?ゆず湯にはどんな効果があるの?

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「冬至」

この言葉を聞いて思い浮かぶのは、「冬至かぼちゃ」「ゆず湯」かと思います。

でも・・・かぼちゃ夏野菜です。

カボチャ-min

どうして、冬にかぼちゃ食べる風習が生まれたのでしょう?

それに加えて、ゆず収穫末期を迎えています。

ゆず-min

せっかくなら、たくさん取れる時期に入ったらいいと思いませんか?

だいたい、この時期のゆず高いし・・・(汗;

なんだか重箱のすみっこを突っつくような話ではありますが、どうして冬至に?と思ってしまうような風習が長きに渡って受け継がれています。

そこで今回は、冬至かぼちゃゆず湯由来を中心に、冬至に食べるといいとされている食べ物についてお届けいたします。

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冬至かぼちゃの由来!

「風邪を引かないように、ひとつでいいから食べなさい。」

幼い頃、食卓に上った冬至かぼちゃを前に、こんな風に言われた記憶はありませんか?

冬至カボチャ➁-min

そういえば、おばぁちゃんが言ってたかも?

なんていう思い出もあるかもしれません。

まぁ~昭和の時代の話ですが・・・。

とはいえ、かぼちゃを食べて風邪予防というのは、いまひとつ結びつかないのではないでしょうか?

単なる迷信?!と思っているかもしれませんが、迷信でも嘘でもありません。

かぼちゃに多く含まれているビタミンAカロテン(カロチン)は、風邪の予防に効果があるとされています。

冬至にかぼちゃを食べたのはなぜ?

その昔・・・
農閑期のは野菜が不足するばかりか、動物も冬眠するため、食料が乏しい時期でもありました。

冬➁-min

今では考える事ができませんが、無事に冬を越す事ができるかどうか?ということは、古い時代の人々にとって毎年の不安材料でした。

極端な話、生きるか死ぬか?というほど、深刻なものだったのです。

さらに、冬至は生命の終わる時期とも考えられていました。

不安を取り除くために無病息災の祈願が行われており、かぼちゃはその時に食べられていたものの1つです。

当時は、夏に収穫したかぼちゃを大切にとっておいて、この時期に食べていました。

保存のきくかぼちゃは、きっと冬の時期の貴重な栄養源だったのでしょう。

また、陰陽思想では、冬を「陰」夏を「陽」と考えていました。

夏(陽の時期)野菜のかぼちゃを食べることで、「陽」の気を補うという意味もあったそうです。

冬至に食べるといい食べ物は?

冬至に食べるものといえば、真っ先に思い浮かぶのが「かぼちゃ」かもしれません。

でもね!他にもあるんです。

冬至には、「ん」の2つ付く食べ物を食べて「運」を上昇させよう!という縁起担ぎの風習があります。

その食べ物は、

  • 南瓜(なんきん)=カボチャ
  • 蓮根(れんこん)
  • 人参(にんじん)
  • 銀杏(ぎんなん)
  • 金柑(きんかん)
  • 寒天(かんてん)
  • 饂飩(うんどん)=うどん

の7つで、「冬至の七種ななくさとも呼ばれています。

この風習を「運盛り」といいま・・・

失礼しました。

確かに、冬至には「運盛り」という風習がありますが、冬至の七種を食べる事を指すものではありません。

いったい「運盛り」とは、どのようなものなのでしょう?

「運盛り」ってどんなもの?

古来日本には、「室礼しつらい」というたしなみがありました。

※室礼とは・・・
季節や人生の節目に合わせた書・花・物などを、床の間や玄関などに飾り、心豊かに楽しむものです。

室礼の中には「心を季節の物に託して盛る」という風習があり、季節にあった様々なものを盛って健康運気上昇などを願っていました。

運盛り

例えば、ひな祭りの菱餅やお月見のお団子などは、古くから今まで受け継がれていますね^ ^

実は、運盛りも、菱餅やお団子と同じものなんです。

「ん」の2つ付く食べ物を盛って供える事で、「運」を呼び込むという縁起を担いだのが運盛りです。

おそらくですが、「ん」=「運」を盛るで「運盛り」という名が付いたんだろうと推測します。


さてさて・・・

冬至といえば、忘れてはいけないものがもう1つあります。

そう!ゆず湯です♪

ゆず湯の由来とその効果

現在のように、毎日お風呂に入る習慣のなかった時代のこと。

ゆず湯は、冬至(一陽来復)の日に行うみそぎの風習でした。

ゆず湯-min

運を呼び込む前に、ゆずの香りで邪気を払い体を清めたのです。

これは、端午の節句の菖蒲湯も同じです。

そして、昔の人の粋なシャレなのでしょう。

冬至とうじと、お湯につかって身体を癒す湯治とうちを掛けていると言われています。

さらに「ゆず」自体にも、融通ゆうずうがききますように」という願いが込められていたそうです。

ゆず湯の効果!

ゆず湯には、血行促進効果があり、腰痛や冷え性を和らげてくれます。

もちろん!体が温まりますから、風邪の予防にも一役買ってくるわけです。

もっと言うと、ゆずの果皮や果汁には、柑橘系でトップクラスのビタミンCが含まれており、ゆず湯にすることでビタミンCがお湯に溶け出すため、美肌効果があるとも言われています。

また、ゆずの精油はアロマテラピーにも利用されており、その香りにはリラックス効果があります。

今年の冬至の日は、いいことずくしのゆず湯につかって、日ごろの疲れを癒してはいかがでしょうか^ ^

昔の人の知恵から生まれたゆず湯ですが、現代を生きる私達にこそ必要なもののような気がします。

生のゆずが手に入りにくかったら、ゆず湯の元が便利です^ ^

≪参考≫
おもしろコラム(12月編) / atec
ゆず湯の効能/健康栄養ちょっといい話 / 高知大学

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