お月見といえば・・・月見団子でしょ^ ^
甘いものには、目が無いのよねぇ~!
って・・・
それはちょっと違いやしませんか???
頼むから「花より団子」と一緒にしないでぇ~っ!!!
って、のっけから騒がしくてすみませんm(_ _)m
お月様にお供えしたものを、お下がりして食べるのが楽しみ!
という気持ちも解らないことはありませんが、お月様にお供えするということは、何かしらの意味があってのことになります。
お月見のお供え物にはどんな意味があるの?
お月見のお供え物は、月見団子・ススキ・その時期に収穫される野菜やくだものです。
これらのお供え物は、いったいどんな意味があって供えられるのでしょうか?
月見団子から、一つずつ見ていくことにします。
月見団子の持つ意味は?
今では、お月見と言えば月見団子がすぐに思い浮かぶと思いますが、元々はその時期に収穫したものをお供えしていました。
団子を供えるようになったのは江戸時代からで、十五夜にはこれからの収穫を祈り、十三夜ではその年の収穫に感謝して、お米の粉で作った団子を供えたのが月見団子の始まりといわれています。
※十五夜には、その年の穀物の収穫に感謝したという説もあります。
白くて丸い月見団子は、月が満ちる姿(満月)を模したもので、収穫への祈りや感謝だけでなく、ものごとの結実や健康、幸福をも表しています。
そして、お月様に供えた後のお団子を食べることで、健康と幸せを得ることができると考えられていました。
お月様に供えた団子を食べる風習は、ここからきています。
また、供えるお団子を山形に積むのは、団子の先端が霊界に通じると信じられてきたためだと言うことです。
ススキにはどんな意味があるの?
お月見のススキは、月の神様を招く依り代として供えられます。
本来、月の神様の依り代は稲穂なのですが、お月見の時期に稲穂が無かったため、稲穂に似たススキを供えるようになったといわれています。
それに加えて、ススキには魔除けの力があると信じられていました。
今でもお月見に供えたススキを軒先に吊るすと一年間病気をしないという、言い伝えが残っているほどです。
精霊(神霊や御霊など)が、依り憑くものや場所などのことをいいます。
依り代の対象は、樹木や岩石、人形、人間などと考えられています。
野菜やくだものにも意味があります!
お月見には、収穫に感謝して、その時期に採れた野菜や果物をお供えします。
十五夜を例に挙げると、芋類の収穫時期であることから、里芋やさつまいもなどをお供えします。
「芋名月」という別の呼び方があるのは、こういった背景があるからです。
さらに、ぶどうなどのツルものをお供えすると、お月様との繋がりが強くなると言われています。
お月見だからと、なんとはなしに供えていたものも、こうやって1つ1つの意味が解ると、お供えをする時の気持ちが変わってくるように感じます。
≪参考≫
お月見はどうして? / アキバ博士の「食の知恵と文化」 JA福岡中央会
お月見の楽しみ方 / 日々是活き生き-暮らし歳時記
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