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小寒の意味とは?2019年はいつ?そしてどんな季節なの?

小寒-min二十四節気の中で一番冷え込む時期を表している節気は「大寒」ですが、その前に「小寒」という節気が訪れます。

小さく寒いと書くので、寒さを伴う節気だということは、ご理解いただけるかと思います。

では、この時期を小寒と呼んだのはなぜなのでしょう?

また、小寒とはどんな季節なのでしょうか?

小寒の持つ意味や季節を、こよみ便覧や七十二候の言葉を借りてみていきたいと思います。

もちろん!小寒の日や期間も解ります^ ^

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小寒にはどんな意味があるの?

早速ですが、こよみ便覧の記載をもとに、どうしてこの時期を小寒と呼んだのか?その意味を見ていきたいと思います。

こよみ便覧にある小雪の欄には、

「冬至より一陽おこるがゆへに陰気にさからふゆへますゝ冷(る)也」
※できるだけ原文を忠実に記載しています。「る」を括弧書きにしたのは、入っているという説が多かったのですが、原文でこれが「る」という記述が解らなかったことが理由です。(あくまで筆者個人の判断です。)

とあります。

こよみ便覧において、実際の記載を確認したい場合はこちらからご覧いただくことができます。
 ⇒「こよみ便覧」
※コマ番号「7」で、二十四節気のところに飛びます。

まず、漢字かな使いを現代風にして、もっと読みやすくしてみましょう。

「冬至より一陽起こるが故に陰気に逆らうゆえ益々冷ゆる也」

となりますがどうですか?

どうもピンとこないというのが、本当のところではないでしょうか。

ここで、もう少し解りやすくするために、言葉の意味を拾ってみます。

最初に「一陽」ですが、どこかで聞いた事はありませんか?

これは、「一陽来復」の「一陽」と同じものだと思っていただいて大丈夫です。

「一陽」には、春の兆しとか春の初めの気配という意味があります。

そして「陰気」は、他の節気にも用いられていますが「陰の気」のことです。

陰の気を持つ季節は「秋・冬」ですし、寒暖で言えば「寒」、温度を表すものでは「冷」になります。

最後に残るのは「故」「ゆえ」です。

漢字とひらがなというだけで、どちらも「ゆえ」と読みますが、この意味が解るとこよみ便覧にある小寒の記載が、より解りやすくなります。

「ゆえ」の意味は様々ありますが、ここでの意味は

体言または活用語の連体形に付けて用いる。
あ)原因や理由を表す。…のため。…によって。…がもとで。「幼さ故の過ち」「今日は急ぐ故これで失礼する」
い)逆接の関係を表す。…であるのに。…なのに。
「はなはだも降らぬ雪―こちたくも天つみ空は曇らひにつつ」〈万・二三二二〉
※出典-コトバンク

が、そぐわしいと思われます。

それでは、改めてこよみ便覧にある小寒の記載を読み解いてみたいと思います。
※以下、筆者独自の解釈になります。

「冬至(の頃)から春の気配が感じられるのに、(これは)冬(という季節)に逆らっている(現象である)。よって(これから)益々冷えが厳しくなる(から小寒)である」

もっと、解りやすくすると

「冬至のあたりから、春らしい日があったりするけれども季節は冬。この後にもっと寒さ厳しい時期(大寒)が訪れる、いわば冷え込みが厳しくなる時期の入口だから小寒とする」

といったところでしょうか。

小寒はどんな季節なの?

ここからは、小寒どんな季節なのかを、七十二候の言葉と共に見ていきましょう。

七十二候は、一つの節気を「初候・次候・末候」の3つに分けることで、より実際の季節を把握しやすくしたもので、それぞれに季節を表す言葉が付されています。

初候から、順に進めていきますね^ ^

小寒 初候 芹乃栄

「芹乃栄(せりすなわちさかう)芹-min
※「せりさかう」とも読まれます。

芹が、すくすくと生育する季節をあらわしています。

芹は春の七草にも数えられていますが、ちょうどこの時期に「七草の日」が訪れます。

お正月の飲み疲れや食べすぎで疲れた胃にも優しい七草粥は、今年も健康でありますように!という願いを込めて、古くから人日の節句に食べられてきたものです。

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芹は、七草粥以外でも、おひたしや鍋の具にしたり、生のままサラダで食べても美味しくいただくことができます。

鍋と言えば、寒鱈かんだらもおいしい季節です。

寒い日には、野菜をたっぷり使った鱈ちりで温まるのもいいですね^ ^

この時期の鱈は、どちらかというと白子の入ったオスの方が美味しいそうです。

小寒 次候 水泉動

「水泉動(すいせんうごく)氷-min
※「しみずあたたかをふくむ」とも読まれます

地上は益々寒くなる時期ではありますが、地中では凍っていた泉の水が溶けて動き始める季節をあらわしています。

ここでの「水泉」は、「湧き出でる泉」という意味です。

「しみずあたたかをふくむ」という読み方だと、よりイメージが伝わりやすいかもしれません。

さて、初候の段には「芹」が登場しましたが、ここでもう1つ!この時期に旬を迎えている野菜を紹介します。

それは、春菊です!

お鍋やすき焼きの具にはもちろん!おひたしやあえ物にしてもバッチリ♪

春菊が豊富に含んでいるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変わるため、風邪の予防や肌荒れ防止に効果があるとされています。

変わりますが、「寒九(かんく)という言葉はご存じでしょうか?

「寒九」は、小寒から9日目の日を指しています。
※寒九は、「寒九郎」とも呼ばれます。

この日に降る雨は「寒九の雨」と呼ばれ、古くには「寒九の雨は豊作の兆し」として喜ばれていました。

また、寒九に汲んだ水を「寒九の水」といい、「薬になる」とまで言われていたそうです。

寒の内の水は、冷えの厳しさや乾燥から雑菌の繁殖が押さえられるため、水が腐りにくいとされています。

それに加えて、寒九は1年で一番水が澄んでいる日という言い伝えもあり、寒仕込みの酒の仕込み水をこの日に汲む酒蔵さんがあるほどです。

小寒 末候 雉始雊

「雉始雊(きじはじめてなく)キジ-min

オスのきじが、メスを求めて鳴き始める季節をあらわしています。

雉は、「桃太郎」や「長柄の人柱」など日本の民話に登場することもあって、なじみのある野鳥だと思います。

小寒の末候に入ると、小正月を迎えます。

小正月の行事食は、小豆粥ですね^ ^

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春の七草の1つ!蕪(かぶ)も旬の時期ですから、小豆粥のお供にかぶのお漬物はいかがでしょうか。

食べ物の話が続いてしまいますが、この時期はアンコウも旬を迎えています。

捨てるところが無いと言われるアンコウですが、特に肝は「海のフォアグラ」と呼ばれるほど珍重されています。

アンコウの水揚が多い茨城県には、その肝を使ったみそ仕立てのだし汁にアンコウを余すところなく入れた「どぶ汁」という鍋があります。どぶ汁-min

アンコウは水分を多く含んでおり、野菜とその水分だけで調理できることもあって、昔から漁師たちが船の上で食べてきた鍋だそうです。

漁師飯ならぬ漁師鍋!きっと、美味しいだけではなく、身体も温まって栄養も満点なのでは?!と、思うところです。

2019年の小寒はいつ?

ここまで小寒の季節についてお届けしてきましたが、紹介している食べ物や旬の物などで、もしかしたらこの辺りでは?という検討がついているかもしれません。

小寒は、毎年1月5日頃に訪れ、その期間は次の節気となる大寒の前日までとなります。

2019年は?というと、小寒の日1月6日で、その期間は1月6日~19日迄です。

そうそう!ついでと言っては何ですが、「寒」つながりでひとつだけ・・・。

天気予報やニュースの中で「今日は寒の入りです」といった言葉を耳にすることがあるかと思いますが、その「今日」が「小寒の日」になります。

なぜなら、寒の期間(小寒~大寒まで)が始まる日だからです。

ちなみに、小寒から大寒が明けるまでの期間を、寒の内とも呼びます。

最後に・・・

ここでは紹介していませんが、小寒はその期間中に、どんと祭や鏡開きなど古くから伝わる行事がたくさんある節気です。

正月飾りを外すのもこの頃ですし、寒中見舞いを送る時期でもあります。

そして、年末年始と続いたおもてなしで疲れが溜まっている主婦の方々が、やっと一息つくことができる頃にもなるのかな?と・・・。

《参考》
小寒 / 日本の行事・暦
【寒九】 / こよみのページ
旧暦で楽しむ日本の四季 二十四節気と七十二候 / 別冊宝島編集部編著
日本の七十二候を楽しむ-旧暦のある暮らし- / 臼井明大(文)有賀一広(絵)
春菊(シュンギク)又は菊菜(キクナ):栄養成分と効用 / 旬の食材百科

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